前回に引き続き、鳥取大学浦上克哉教授のお勧めのアルツハイマー型認知症予防アロマテラピーのエッセンシャルオイル(精油)のブレンドのお話です。
アルツハイマー型認知症の予防に、アロマテラピーが効果的
ローズマリーカンファーの精油2滴と、レモン1滴のブレンドを午前9時~11時に、
ラベンダー2滴、オレンジ1滴を就寝前に、アロマペンダントやディフーザーなどを使用して、嗅ぐといい
というものです。
さて、ローズマリーは、アロマテラピーを少しでもやったことがある方は、名前を知っているかもしれません。
最近はハーブをお料理に使うので、知られていますね。
このローズマリーはハーブを粉にして、摂取しても認知機能の
向上が見られたという実験結果があります。
すでに古代ギリシャ時代からも効能が知られていて、頭に巻いて、試験に臨んだそうです。
まあ、あの香りを知っていればわかるでしょうが、しゃっきりする香りですよね。
で、このローズマリーのエッセンシャルオイル(精油)ですが、ケモタイプというものがあります。
ケモタイプというのは、アロマテラピーの機関によっても定義がすこし変わってきますが、私の所属するイギリスの機関のIFAでは・・・
ケモタイプ
同じ植物でも生育地の気候条件、土壌条件が異なると同一種の植物から抽出したエッセンシャルオイルでも、その中の科学的構成が変わってくるもの。
なので、使用法や注意事項がかなり変化してくるので、よく注意を払うこと
と、定義をしています。
たとえば、ワインのブドウを同じ品種で植えたとしても、取れる場所によって、品質が変わると思いますが、それに似た感じと言えましょうか?
(この例えは、あくまでも例えで、成分分析によって違いを確認しているわけではないので、ちょっと違うかもしれませんが)
で、ローズマリーは、ケモタイプがある植物なのです。
(ケモタイプがないエッセンシャルオイルもあります)
さて、ローズリーは、ローズマリーシネオール、ローズマリーカンファー、ローズマリーベルベノンがあります。
一般的に売られているのは、シネオールです。
で、テレビで流行していた時、このタイプがよく売れていたので、事情を知っている私としては、
「本当はカンファーを使えって、先生が言っているのにな・・・」
って思っていました。
お店の方では売れればいいとおもうのでしょうか?
以前、シネオールタイプが認知症予防オイルとして、売られているのをみました・・・。
ただ、最近アロマテラピーの有名な店に行ったらば、ローズマリーカンファーが売られていました。
カンファーの仕入れをするようになったのですね。
まあ、香りだけを考えると、カンファーは、ちょっときつく、シネオールの方が柔らかいです。
ベルベノンは更に柔らかい香りです。
しかもお肌にいいし、他の二つより皮膚刺激が少ないので、高齢者や子供に使うのには安心ですね。
やはり鋭い香りがするオイルは、刺激があり、柔らかいものは皮膚刺激も少ない、当然と言えば当然ですね。
だから、普通は、オイルの性格によって、使い分けをします。
ちなみに、カンファーという成分は、ケトン類で、神経毒性の危険性もある物質です。
でも、おおむね、薬というものは、そういったもろ刃の刃的な物。
それに、香りをかぐぐらいでは、摂取量ももしれたものがあるでしょう。
だから、鳥取大学の浦上克哉教授も、お勧めしているということですね。
ただ、ローズマリーは、ケモタイプにかかわらず、高血圧の方は、ご使用を控えてください。
血圧を上げるさようがあります。
こわがらず、でも、正しい知識を持って、アロマテラピーを健康の為に役立ててほしいと思います。
現在募集中
「8月 タッチングケアの力と実習」
8月11日(金・祝)13時30分~16時迄 桜新町駅5分
「高齢者の皮膚トラブル等に対しての対策・ジェルクり-ム作り」
8月13日 (日) 13時30分~16時迄 桜新町駅5分
9月10日 (日) 13時30分~16時迄 桜新町駅5分
「介護者の為のケア・ロールオン(塗るアロマ)作り」
9月24日 (日) 13時30分~16時迄 桜新町駅5分
詳しくは
介護と子育てに活かすアロマテラピーとフラワーエッセンス
新宿・西荻・国立・多摩地区・中央線沿線で相談・レッスン「虹の花」