5次治療11 | 夫の肺がん治療記録

夫の肺がん治療記録

2021年4月、健康診断でステージ4の肺がんが見つかりました。検査をするたびにネガティブな結果を知らされ、私たちはまるで竜巻に巻き込まれているような状況でした。
1年が過ぎて、治療記録を残すことにしました。

アブラキサン11回目(4コース目②)

この1週間、パパは血痰がまた増えて咳も出たした。
痛みは鎮痛剤でコントロールできてるけど、アブラキサンの効果が無くなってきたのではと、気分が沈むことが多かった。
「どうしてかなぁ?」と聞くパパ。
「抗がん剤の作用かも」とか「ステロイド減薬したせいかも」などと答える。

今日の診察で、レントゲンでは変わりないようだけど、CEAとCYFRAが上昇していた。 主治医も血痰が増えた理由を、ステロイドを減薬した影響も考えて、また7.5mgに増やす処方に。そして4コース終わったらCTで評価することに。
どこまで粘れるのか?
次は、、、?

当たり前のように過ぎていく毎日。
私は仕事や家事に追われてやり過ごしているけど、パパは自分の生命を脅かしている治ることのない病と正面から心も身体も闘っている。
おおらかで、優しくて、怒ったことなどないパパ。

生き抜ける道は何処にあるのだろう。

気持ちを切り替えて!
もうすぐ、投与が終わる。
なんとかなる!の気持ちを取り戻して、また毎日を過ごそう。