千葉県内を走る鉄道の中で、混雑するのに女性専用車両が設けられていないほぼ唯一の鉄道が新京成です。

松戸〜鎌ヶ谷市〜船橋市〜習志野市を結びます。

女性専用車両をつくってくれるようにと本日4/10、民主青年同盟(民青)が要請し、それに斉藤和子元衆院議員、丸山慎一県議とともに同席しました。








今年の2月の千葉県公立高校の入試日に、アクティブバイスタンダーとして新京成に乗り込んで監視活動を行ないましたが、その時もこの民青の青年と行動を共にしました。

私たちの要請に対し、会社からの回答は「設置する気は無い」との残念なものでした。

その理由として、以下の三つがあげられました。

① 痴漢の被害や、女性専用車両を設けてほしいとの声が会社には一つも届いていない。
② 先頭や最後尾車両は混むので、女性専用車両にはしにくい。
③ 短い6両編成だから。

それに対して私からはまず以下のように返しました。




②に対して、全国には真ん中あたりに女性専用車両を設けている鉄道がある。

③に対して、同じ船橋市内を走る東武アーバンパークラインは同じ6両編成だが、女性専用車両がある。
今年中にはさらに短い5両にする予定だが、女性専用車両は痴漢の被害防止に効果があるから無くすことはない、と聞いている。

と伝えました。

さらに①に対しては次のように返しました。

痴漢は被害にあっても恥ずかしさが先にたつ。さらに被害にあった方が悪いのだと思わせる社会の空気があり、訴え出ることが少ない。
だから、「被害や設置を設けてほしいとの声が1件も無いから設置の必要性が無い」と考えるのではなく、「痴漢は犯罪である。加害者が絶対的に悪く、被害者に罪はない。被害に合えば通報をしよう」というアピールがむしろ不足している結果だと考えるべきである。
事実、そのアピールを強く打ち出した兵庫県では通報率が2割増えている。

こう返しました。

民青の青年からも、「日本女性の40%が痴漢にあったことがあるという調査結果がある。新京成の利用者は年間1億人。一人も痴漢にあっていないとは考えられない。ぜひ、受験日だけでも設置をしてほしい」と強く訴えました。

新京成は来春には京成電車に吸収合併されることが決まっており、会社としての新たな取り組みは行いにくい旨の回答もありましたが、「女性専用車両の無い鉄道」との汚名のまま会社を終わらせないでほしいとヘビーユーザーの一人としても強く願います。

[オマケ]



今日は日本で初めて女性が参政権を行使した日です。1946年4月10日、衆議院議員選挙が行われ、日本女性は初めて投票しました。#女性参政権記念日 です。

女は黙ってろ、と今だに言われる日本社会。
なめんなよ!と怒りを糧に、言うべきことを言い続けていきます。