船橋市平和委員会(再建準備会)が、平和に関する諸課題について、船橋市に質問や要望を提出していました。

その回答を受け取り、それらに関しての意見交換会を昨日8/18、市役所内にて行いました。


私も平和委員会のメンバーの一人として参加しました。






写真にあるとおり、質問要請と回答は5ページにわたるものでしたが、たびたび私が要請をしているオスプレイや、6月の議会の一般質問で取り上げた基地強靭化については今回は私からは発言せず、主として下記のことに関して意見を述べました。


① 習志野基地での騒音について。

船橋市は騒音を測定し、自衛隊に改善を求めているとのことであるが、その測定が年に1回、1箇所だけであることについて。


⑴ ヘリコプターなどの訓練機の飛行ルートは複数ある。年に一回だけ、一箇所だけというのはあまりにも少なすぎないか。

基地周辺の住民が騒音や低空飛行の恐怖に耐えている。それを低減させることが目的なのか、それとも「自衛隊の訓練の騒音は大したことがない」と市がお墨付きを与えることが目的なのか。後者であってはならない。測定回数を増やし、住民の感覚に添った測定結果を得られるようにしてほしい。


⑵ 薬円台小学校ではヘリの音などで先生の声が聞こえなくなることがしばしばあったと卒業生から聞いている。在校生からアンケート調査(「音が大きくて先生やお友だちの声が聞こえないことがありますか」「航空機が低いところを飛ぶので、怖いなぁと思うことはありますか」など)を行うべきではないか。



② 自衛隊員の戦闘服(迷彩服)での基地外着用について。


 自衛官が習志野基地に通退勤する時には戦闘服の着用を基本とすると規定にあるようだが、それはいかがなものか。

公共交通機関での着用は控えているとのことだが、薬円台小学校に戦闘服姿でお迎えに行っている保護者を見かけたことがある。学校や保育園に戦闘服では行かないよう、市から要請してほしい。



③ 土地利用規制法について。


 ⑴ 既に第二回目の指定が行われたが、いづれ習志野基地も指定されることと思われる。既に指定された新潟市に対して国から、機能阻害行為を行なっているとおぼしき住民の有無の回答が求められている。同様のものが今後、船橋市にも送られてくると想定される。その際、市はどうやって住民のプライバシーを調査するのか。


⑵ 住民の自由を縛る同法への協力を市には拒んでもらいたいが、そのような調査が国から届いたならばすぐに市民には知らせてほしい。



市からの回答に「よしっ!」と思えるものは残念ながらありませんでしたが、今後に期待します。ただ、「安全保障問題は国の専管事項」ではあるが、必要があれは市からも国に対して要請を行なう旨の発言があったことは良かったと思います。


戦争のため、お国のためには市民は黙って我慢しなければならなかった80年前の反省に基づき、軍事第一ではない政治を政府に行わせるために、船橋市も、私たちも不断の努力を続けましょう。