8月8日、議員会館で防衛省から「習志野演習場での日米共同訓練」「オスプレイのクラッチ不具合・構造欠陥」「オスプレイの低空飛行訓練」などについての聴き取りを行いました。




今回の聴き取りに際し、事前に提出していた質問事項で私が重視していたのは習志野演習場での通常時での訓練に関するもの。

◆ 演習場内で夜間に大型ヘリCH47が1時間近くものホバリングを行うことについて。
防衛省はその事実を認めるも、記録を残していないと回答。
「とにかく騒音がひどい。広い演習場内で、あえて国道や民家に近い位置でなぜ行うのか。地域住民は我慢しているのに、記録も残していなければ、その位置で行なう合理的な理由も回答できないとは、あまりに適当すぎないか。やめてもらいたい」と抗議しました。

◆ その大型ヘリが狭い習志野駐屯地にまれに着陸することがあるが、その記録を求めたところ、今年の3月と7月に英国の陸軍相とドイツの陸軍総監が習志野駐屯地に来ていたことが分かりました。
自衛隊と他国の軍隊の一体化、共同がどんどん進んでいますが、そのことがここにも表れています。
また、「その着陸の際には小石などが風で飛ばされ、駐屯地に近接する民家を直撃している。さらに薬円台南小や人家の上で、低空で方向転換をしている。危険であることは言うまでもない。やめてもらいたい」と。

◆ 習志野駐屯地に所属の第一空挺団が、米軍機を使用し、東富士演習場で7月7日に訓練をしたが、その際に物料の投下訓練が予定されていた。それはどのような物なのかに対しての回答には驚きました。
なんと、一つ830Kgもするものを航空機から落下させる訓練だったとのこと。
「東富士であればまだしも、狭くて住宅地の中にある習志野演習場では絶対に物科の投下は行なってもらっては困る」と。

その他、日米合同委員会で米軍オスプレイの低空飛行を認めたことに関して。公開されているその合意文書の英文には低空を示す「LAW」を意味する語が用いられているにもかかわらず、和訳では「低空」の語を省略している。それはなぜか、と質問したところ、「これまでの150mの低空飛行を認めていた時にはちゃんと『低空』の語を用いていた。今回はさらに低空の60mにしたことにともない、『低空』の語を省いた」との回答。

これ、めちゃくちゃですよね。
思わず笑ってしまったところ、防衛省の担当者も笑ったので、「笑いごとじゃないでしょ。これは苦笑いなんですよ」とキツめの口調で言いましたよ。

その他、聴き取った内容を簡単にまとめたものを写真で出しておきます。
















習志野基地のすぐ近くに住むものとして、地域の住民の穏やかな暮らしと命、自由が脅かされることにはしっかり抗議するのが私の使命だと思っています。

頑張ります。