故安倍元首相の国葬を行なうと岸田首相は発表しましたが、もちろん私はそれに反対です。

故安倍氏が首相在任時もまたその前後に行っていた政治活動に対して功績を認めたいと思うものは私にはありません。むしろ日本を「戦争する国」にするためにひたすら道を整えた政治家だったと思います。

国葬という扱いで私たちの税金を使うことにはもちろん反対ですし、故安倍氏に弔意を示すのが当然であるとの空気を国内にもたらすことはとても怖いことです。

地域の日本共産党の後援会ニュースに下記の文章を寄稿したのでお読みいただければ幸いです。

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「アベ政治をうやむやにしてはいけない」

 参院選の最終盤に安倍元首相が撃たれるという大事件がおこりました。当初は政治的な思想を異にするものによるテロかと思われましたが、容疑者の供述からそうで無 かったことが分かりました。
 犯行からいっせいにテレビの報道は「安倍さん」ばか り。投票日になってもその自民党の宣伝は続きました。案の定、選挙結果は自民の大勝。
 この選挙の大争点は二つありました。一つは物価高のなかで消費税を下げて、私たち庶民の暮らしを救うのかどうか。もう一つは憲法を改悪して日本を再び海外で戦争する国にするのか。
 そもそも大企業と資産家だけに富を集中させて今の円安や不景気の元凶をつくったのは「アベノミクス」です。
 日本が攻撃されていなくても自衛隊を海外派兵できるように憲法違反の安保法制を強引に定めたのも安倍政権。
 また政治権力を用いてお友だちや地元の有権者を優遇した「モリかけ疑惑」や「桜を見る会疑惑」がバレると国会答弁でウソを繰り返した元首相の負には一切触れずに礼賛一色の 報道。
 これではまるでどこかの独裁国家のようではないですか。
 亡くなったことで首相時代の悪政や疑惑の数々が水に流されるわけではありません。「死者に鞭打つな」と 言いますが、権力者に対してはそんな「お目こぼし」はいりません。なぜなら民主主義、国民主権を先細らせないためです。
 私たちは今こそ「アベ政治を許さない!」の プラカードを掲げましょう。
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