I LIKE MEN ! ~愛すべき男たち!~ | 美肌ジャズタイム

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『ジャズをもっと身近に』をモットーに、歌とフルートで活動している日本の女性ジャズ歌手若生りえのブログ。ジャズの歌詞について語っています。


電球ここでの解釈は、私、若生りえがあくまでも歌手として歌わせて頂く際の、一つの歌詞の世界であり「こんな気持ちで歌わせて頂いております」という一つの意思表示です。この世界の認識を押し付けたりするものでもありません。あくまでもご参考までに。また文章をお使いになる場合はお手数ですが、ひと言ブログへコメント頂ければ幸いですSAYUうふふ
 

I LIKE MEN !
~愛すべき男たち!~

(アイ・ライク・メン!)
1959年
作詞/ペギー・リー Peggy Lee
作曲/ジャック・マーシャル Jack Marshall

 

【「ソフト&クール&キュート」音楽家ペギー・リーの魅力】

 

ペギー・リーという女性歌手がいます。

日本でも「Feverフィーヴァー」や

「Johnny Guiterジャニー・ギター」で有名ですが、

彼女は曲を書く才能もありました。

 

この「ジョニー・ギター」や、この「アイ・ライク・メン」も、
彼女の作詞したもの。

 

その他、そのキュートなルックスで
女優としても活躍しました。

 

なくなった今でも、
いまだに日本で人気が高い女性シンガー
というのもうなずけます。

 

私も、彼女の歌は大好き!!

 

もちろん美人ですが、隙のない美人顔というよりも、
愛嬌があって、キュートで、すごく色っぽくて、
かもし出す雰囲気が一言で言い切れない、
とても魅力的な人!!

 

そんな彼女が作ったこの歌。

『I like men!』

早速、この歌の魅力に迫りましょう!!

 

【作曲者のジャック・マーシャルとの接点】

 

一方の作曲したジャック・マーシャルという人は、
アメリカの作曲家、指揮者、ギタリスト。

 

お父さんのフランク・マーシャルという人も、
あの「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や、
宮崎駿監督のアメリカ版「崖の上のポニョ」

などを手がけた、有名な映画のプロデューサー

 

話は作曲者ご本人ジャック・マーシャルに戻って。

そんな彼を有名にしたのは、

ペギー・リーの大ヒット作『フィーヴァー』の

斬新なアレンジでした。

 

パーカッションとベース、

それにフィンガー・スナップだけ、
というこの「斬新なアレンジ(作曲は別)」
その年、数々の賞を受賞しました。

 

【「I Like Men!」の意味】

 

さぁ。そんな二人によって誕生した曲!
「アイ・ライク・メン!」

 

直訳すると「私は男の人たちが好きなの!」

となりますが、なんにも歌詞の裏側とか考えないで、
タイトルだけ読むと、どんな歌詞なのかなぁ?
って思いますよね(笑)?

 

だいたい「Man」の複数形「Men」を訳すのも一苦労。

訳し方で、ペギー・リーのもつ品のよさを
台無しにしてしまうかもしれないからです。

 

男、おとこ、オトコ、男性、彼、男の人・・・。

そのほかにも表し方はあるんだけど、
やはり彼女の歌を聴いたり、
彼女が他に作詞した歌も聴いたりして、
どんな気持ちで歌詞を書いたか、
という点を意識して訳してみました。

 

この歌詞のお茶目なこと!!

男性に迎合するわけでも媚を売るわけでもなく、
こんなにもキュートにストレートに
「全部ひっくるめて、好き!」って言えちゃう
歌詞を書けることも、歌えるところも、
ほんと、ペギー・リーって、大好き!!

 

これは男性のことを歌っているけど、
女性のことも、

男性が同じように思ってくれると嬉しいな(笑)

男も女も、なにはともあれ、心は錦!!
で、いきましょう(笑)

そういう歌なのか?

はい、ま、そういうことにしておきましょう!!!

 

【さぁ、誰を聴く???】

 

私のイチオシはもちろん、作詞したペギー・リー!!

 

しかも今回は、映画『オズの魔法使い』で

「虹の彼方に」を歌って有名な

大女優ジュディ・ガーランドのテレビショウで、

とっても仲の良い二人がデュエットで、

この歌からはじまり『フィーヴァー』はもちろん、

ペギー・リーの大ヒットナンバーを楽しく歌っている

映像がありますので、そちらをぜひご覧ください!

芸がある二人の、さすがな映像です!

 

そしてもう一つ。

 

ペギー・リーに捧げたアルバムその名も『I LIKE MEN !』を
リリースしたカナダの歌手キャロル・ウェルスマン!!

 

彼女はカナダ出身でバークレー音楽院のピアノ科を卒業。

トロント大学で教えた経験もある彼女は、
お爺様がトロント・シンフォニー・オーケストラの創始者、
歌はミッシェル・ルグランの姉に教わり、
作曲、作詞、アレンジ、ピアノ、スキャットと、
かなり実力を持っている人。

 

でも歌というか、彼女のかもし出すサウンドは、
同じカナダ出身で、バークレーのピアノ科出身、

女性の弾き語りスタイルという共通点で何かと比べられる、

3つ下のダイアナ・クラールとは又違った、
より親しみやすく、聴いていていやな重さを全く感じさせない、
素敵な大人のシンガーです。

 

あとは、みなさんもお気に入りをさがしてみてくださいね!!

 

それでは、ペギー・リーが作詞した、

『I Like Men !』

「愛すべき男たち」ですっ!!


しかも、今回も親切に(笑)、
ペギー・リーとキャロル・ウェルスマンの歌詞が、
ほとんど一緒なのにも関わらず、
言い回しが違うところをちゃんと書いて、
2バージョン、載せました!!!

エライぞ、私!

 

キャロル・ウェルスマンの歌詞の方が、
一緒に口ずさんだり、
歌いやすく感じるかもしれませんが、
基本的に言い回しのニュアンスだけで、
言ってることは同じです!!

 

それでは、どうぞーっ!!

 

言葉がわからなくても笑えます!

 

「殿方についてどう思う?」

「そうねぇ・・・」というやり取りの後

I like menを歌いだします。

 

『フィーヴァー』ではジュディが叫んだり(笑)

毛皮をブンブン振り回したり、

女王様二人が好き勝手楽しくやってます!

 

映像の曲順&曲名

①I Like Men (Judy & Peggy)
②You Make Me Feel So Young (Judy)
③Tess's Torch Song [I Had A Man] (Judy & Peggy)
④Fever (Peggy)
⑤It's So Nice To Have A Man Around The House (Judy & Peggy)
⑥I'm Just Wild About Harry (Peggy)
⑦Charley, My Boy (Judy)
⑧Oh, Johnny (Peggy)
⑨Big Bad Bill (Is Sweet William Now) (Judy & Peggy)
⑩Bill Bailey, Won't You Please Come Home (Judy & Peggy)

 

大爆笑ステージ!お茶目でかわいい~♪

左がペギー・リー、右がジュディー・ガーランド!

 

(英語歌詞 ~ペギー・リーのオリジナル歌詞~)

Maybe he has sandy hair
Or maybe his eyes are brown or blue
Maybe he has a fault or two
But I like men !

 

If he has a gentle way
Then maybe he’ll make me feel so frail
Well, that’s my favorite kind of male
I like men !

 

I like the masculine, I like the mind
And I like any other kind that I can find
So the way that I feel, it’s not hard to decide 
I’ll take Southern hospitality or Northern pride

 

Maybe he’s a millionaire,
Or maybe he’s poor, I just don’t care
Why, he can even lose his hair
‘Cause I like men !

 

They can be big, they can be small
They can be short, they can be tall
But bless ‘em, bless ‘em all
I like men
I like men
Yes, bless ‘em, bless ‘em all
I like men !

 

(キャロル・ウェルスマンの歌っている歌詞)

Maybe he has sandy hair
Maybe his eyes are brown or blue
Maybe he has a fault or two
But I like men !

 

If he has a gentle way
Maybe he’ll make me feel so frail
Well, that’s my favorite kind of male
‘Cause I like men !

 

I like the masculine, I like the mind
I like any kind the men that I can find
So the way that I feel, it’s not hard to decide
I like Southern hospitality or Northern pride

 

Maybe he’s a millionaire,
Or maybe he’s poor, I just don’t care
Why, he can even lose his hair
‘Cause I like men !

 

They can be big, they can be small
They can be short, they can be tall
But bless them, bless ‘em all
I like・・・I like・・・I like・・・
I like men !
 

キャロル・ウェルスマン(ピアノ&歌)

 

もしかしたら
砂色の髪の人かもしれないし
瞳はブラウンかブルーの色で
欠点の一つや二つもある人かもしれない
でも、いいの
私はそんな男の人が好き

 

もし彼に優しくされたら
きっと私、すぐに参っちゃうわ
だって、心の優しい男性は私の好みだもの
そう、だから私は
そんな素敵な男の人に弱いの

 

男たちの逞しさも
その頼もしいハートも
色々なタイプの素敵な男性を発見することも
私は全部大好き!!

だからそんな方法にのっとると

こんな決断もさほど難しくは感じないの
南部の男たちの優しい気遣いも
誇り高き北部の男たちも
どちらも、私は選ぶわ

 

もしかしたら
彼はお金持ちかもしれないし
貧乏かもしれない
でも、そんなこと
ちっとも気にしないわ
たとえ髪の毛がなくなっちゃったって
それがいったい何だって言うの?

そんなわけで
私は色々なタイプの
様々な個性を持った
それぞれの男性たちに
とっても魅力を感じるの

 

たとえ彼らが
太っちょでも、痩せっぽちでも
背が低くても、高くても

あぁ、どうか愛すべき彼らに神のご加護を!!
そして、この愛すべきすべての男たちに祝福を!!

あぁ!!
愛すべき、男たちよ!!