阿佐ヶ谷スパイダース
長塚圭史さん帰国後、初の公演という事で
かなり期待して見に行きました。
が、予想以上に難解で、私にはちょっと無理な世界感。
2時間強、辛かったです…
芝居全体が現実と物語の間を行ったり来たり、
全くわからなかったです…
良さがわからないとかじゃなく、
ストーリーも意味も何もかも…
「そうだったのだ!
いや、そうではなかったのかも知れない」
「いや、そう思ったのは夢だったのかも知れないが、
もしかしたら現実だったのかも知れない」
「現実だと思ったのは夢だったのかも知れない。
だとしたら、思っていないのかも知れない」
みたいな、意味不明な難解な台詞が延々と続く…
そして睡魔が…
隣の主人からは寝息が…
朝日新聞に2/5(土)夕刊に掲載されていた演劇評によると、
『現実と物語の間の差異は薄い膜1枚程度で、
その膜を溶かしてみようという試み』 だそうだけど、
そんな実験、客から金取ってしないで欲しい…
(こいう世界が好きな人にとっては面白かったのかもしれないが…)
長塚圭史さんの作品は、「はたらくおとこ」とか、
「真昼のビッチ」「LAST SHOW」など、
かなりシュールでグロくて、でも笑いもあって
グッっと心をえぐるようなストーリーと演出で、
そういう世界感を期待していた私のような人には、
理解不能だったのでは?
「桜姫-現代版-」 に続き、相当ガッカリでした…
そして、拍手のほとんど無い、
アンコールの無い舞台も初めてでした…
でも、好きな人は好きなのかも。
賛否両論あるでしょね、きっと
このガッカリ感を少しだけ癒してくれた、
下北沢の夕飯です↓