カッパの色恋沙汰 -5ページ目

カッパの色恋沙汰

ブログの説明を入力します。

前回のあらすじ:中2病のカッパ、女の子に一目惚れる

Kと同じクラスになってから、私は学校が毎日楽しくなりました。お洒落に何の興味もなかったのに初めてジェルのワックス買ってスタイリングしてみたみたり(結果はお察し)、腰パンしてみたり(結果はお察し)、漫画のキャラ真似してかっこつけてみたり(以下略)、今思い返せば、まぁ見事に恥ずかしいことのオンパレードでした。だけど、今まで好きというか気になる子を遠目に見るだけだった自分が、まがいなりにも何か行動を起こしていること自体が、自分にとってかなり大きな変化でした。

しかし、当のKとの進展はというと、これが面白いくらい何もありませんでした。Kは、ちょくちょく話し掛けてくれることはありましたが、それは自分に限った話ではなく、誰とでも仲良く話せるタイプだったからであり、自分を特別視してる訳じゃないのは、いくら中2病をこじらせた自分でも分かっていました。

この状況を何とかしなければ…。私は、 あらゆる可能性を模索しましたが、なかなか打開策を見出だすことも出来ず、気付けばもう季節は冬になろうという11月まで来てしまいました。(4月から一気に飛んでしまいましたが、それくらい何も進展がなかったのです…情けないことです本当に)

そんな折りです。私はついに聞きたくないこと、認めたくはないことを耳にしてしまうのです。

女友達「Kちゃんって6組のT君が好きなんだって~!」


…控え目に言って、あの言葉は死の宣告に等しいものがありました。6組のT君というは、抜群のルックスと、優秀な成績、サッカー部のエースという、お前それ何の漫画?みたいなフルスペックを備えた、学年屈指のモテ男だったのです。(ちなみにT君と私は小学校時代同じサッカークラブに所属していました。かたやエース、かたやリフティングもまともに出来ない控え、この時点から格差は凄まじいものがありました。)


私は、KとT二人が並んでいる姿を想像し、その後、自分とKが並んでる姿を想像して、心底落ち込みました。どう見ても俺よりTの方が似合ってる…。途方に暮れた私でしたが、それでもKを諦めようという気には、不思議となりませんでした。幼い頃から、自分の出来る範囲でしか物事をこなさず、可能性の低そうなことや、難しそうなことは注意深く避けてきた私が、初めてこだわりを見せた瞬間だったと思います。私は、相当Kに惚れていました。

どうすれば良いのか。足りない頭で考えた結果、私は一発逆転の賭けをすることを決意します。

そう、Kに告白をすることを決心したのです。


続く