ラティーノ夫の母とその彼氏の今回の訪日の目的は、ドミニ子のお手伝い、初孫の面倒をみる為だった。
ドミニ子は産後半年経って家事育児のリズムが出来上がってきたし、子供も手がかかることも無く朝までぐっすり寝るので、特に手伝いは必要では無かった。
案の定、そんなに手伝いを必要としていないドミニ子の様子、そして一日中家に居ることに飽きたのか、週末に皆んなで旅行に行きたいと言い出した。
義母と義母彼氏で行ってくれればこっちも一息つけるのに、孫が一緒じゃないと嫌だというまたワガママぶり。
子連れの宿泊がどんなに大変か分かってないのね。
そんでもって行きたいところを提示する訳でも無く、ラティーノ夫とドミニ子のプレゼンですよ、しかも好き嫌い激しすぎて、ドミニ子は夫に丸投げしたよ、ギブアップ。
夫の親だし、彼らの好みを分かってるでしょって思ったんだよ。
ラティーノ夫が選んだのは有名温泉地でのゆっくり3泊の旅行。
義母は温泉で裸になるのが嫌だって言ってて、義母彼氏は水虫持ちだから大浴場が嫌だと言っていたのに。
なぜ温泉旅行にしたの??
自分が温泉好きだから選んだだけでしょ?
最近忙しくてゆっくりしたいって言ってたもんね、でもあんたの親があえて嫌な事選ぶってどういう事?
もうドミニ子は知らねって思ったよね。
水虫持ちの義母の彼氏は水虫が治りかけていたらしい。
だから悪化させたくない一心で自分の足を守るべく妙な相談をしてきた。
義母彼氏「温泉に入るとき、足ひれをつけても良いのか?」
ドミニ子「足ひれ?????」
同時に笑いが込み上げてくる。
だってさ、大浴場で皆んな素っ裸なのに1人だけ足ひれつけてるの想像してしまった。
大浴場で泳ぐの??
潜るの??
いやいや温泉なんだから足ひれ要らないよ、浅いから。
いやいやそもそも泳いじゃダメ、いやいやそもそも足ひれダメでしょ。
あっ、でも水虫の足を守る為か。
頭の中に色々な想像を巡らせた、足ひれには参ったよ、ギャグ好きとはいえ、本人は真剣なんだよ、これはギャグじゃない、腕抑えられなかったしウインクもないから。
笑うんじゃない、ドミニ子。
義母彼氏「旅館に問い合わせてくれない?」
え、ちょっと勘弁してよ。
そんな相談したら、笑い出して話が出来なくなって、イタズラ電話だと思われるじゃん。
ドミニ子「基本的に温泉はタオルも浸しちゃいけないから、足ひれはダメだと思うよ。温泉成分で足ひれがダメになるかもしれないし」
それを聞いていた義母、「じゃあラップで足をグルグルに巻きつける。ラップ十分にある?」
ドミニ子、我慢の限界、吹き出してし大笑いしてしまった。
だって足にラップ巻いてるなんて、一見何も無いようで、でも透明な物が足にグルグル巻きされてたらさ、おまけに石けんで滑って転んで。
そんなことを考えてしまった、足巻きラップ転倒親父には笑撃が走った。
国が違えばこんなに発想も異なるのかと思った。