ゴースト☆☆☆ | 外部記憶装置

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ちまちまと。

240511 ミュージカル ゴーストアンドレディ M

 

 

行ってきましたよ、原作読まず、予備知識なしw

 

まーねー、看板役者立てるよな

 

原作の原画など

サインよ

 

 

 

 

さて。

 

カテコでゴーストハギーが、口を三角に開けた笑い顔でペコリペコリペコリと3回直角にお辞儀してたんだが、それがロボットみたいでウケたww

隣のフロー谷原志音さんはそれ見て笑っててお辞儀してた。

メインキャラがセンターから出てきて、アンサンブルなどが脇で待ってる方式はスター制度みたいにも見えるが、CFYとかでもやってたか、、うん。

 

 

ともあれ。

見てない人には、結局ネタバレしかない( ̄▽ ̄)・・・

意外と(?)良かったんで、原作知らなくてもいいかもね。

死神ではないwゴーストダンスや、シェークスピアなど戯曲の台詞の一部、歌は聞きやすいのと時に笑いたまに涙ポロリとなる芝居など。

お席はまだありますので、ぜひその目でご覧あれ。

 

では、見たままで、感想など。

 

開演前は緞帳が古びた劇場風な趣き。

 

この天井からの吊り下げ照明がラストに素晴らしい演出になるよー

 

ほぼ出ずっぱりのゴースト、「グレイ」って名乗りから、劇場でのあらましのあと、フローレンス・ナイチンゲールが絶望したら殺してくれって言うもんだから、野戦病院にくっついっていき、壁にもたれて見ているとかセリフは無くても舞台にいる時間が長いw

 

ジョン?ジョージ?本名が明かされる2幕の自分語りのとこなど、机やらセットを自分で動かしてたり、フローを守るために戦うのとか、霊気(れいきの字はあってるか?)をフローにあげちゃうとか。

ま~なんて健気なというか、つまりラブストーリーなんすか、これ??って、ラストでは思っちゃった。

霊界空港で待ってるおじいちゃんと、ようやく向こうに行けたおばあちゃんみたいな、最期の旅立ちのとか。

 

 

・・・舞台機構はほぼ人力でセットを動かしているのだが、技巧やギミックやマジック的なのが、演出で組み込まれていい見栄えになってた。

 

周り盆がないんだが、階段のパーツセットを2つ互い違いに動かしたり、一直線に繋がるようにならべて回転するように動かしてからまた分けさせるとか。

(ハリポタでアルバスとスコーピウスや生徒たちが上がったり下がったり図書館などのシーンで階段動かしながら演技してたところと似てた)

 

野戦病院のベッドに横たわってる人が亡くなると、するっとベッドの横に立って下手に歩いていくのだが脚は動かさないで何かに載ってるらしく(スモークで見えない)スルスルっと横移動して消えていくとか。

ベッドにはちょうどいい盛り上がりが残っててあたかもそこに居る物体は残っているという雰囲気があり。

 

ボブという子が亡くなった後にも、ベッドの上には顔は残ってて、スルッとベッドの横に立って歩いていこうとしてるのを、フローが呼び止めて戻す歌があり、ベッドに戻って息を吹き返すという筋書き。

魂が抜けて向こうに行くときには、ベッドの上にはボブの顔のようなパペットと盛り上がりがあり、戻ってきたときは入れ替わりの演出がフローが前に立つことで影になって、後ろで素早く変わってんだろうなって感じ。

 

フローが90歳で亡くなったときにも、ベッドから降りて立ち上がった後の、寝ていた場所にはマネキン?パペット?のフローの顔が残っていて、それに対してエミリーやアレックスがすがって泣いてる状態になるなど。

 

いわゆる幽体離脱のような演出がやたらスムーズで、入れ替わりがマジックみたいな。

 

 

また、グレイはゴーストだから、馬車の背面をすり抜けてシュパッと飛んで移動していくとか(あれはパペットをつっているなあ、、)ハギーは後ろからどうやってはけてるんだろ。

 

フローの家で、グレイが壁から出てきたときは、どんでん返しでもなくスクリーンが切れているのか、反射板を使っているの?とか。

 

終盤でデオン・ド・ボーモンという岡村美南さんのゴーストと立ち回りするときは、ハギーともども綺麗な剣裁きでフェンシングじゃないが、長剣を振り回して斬りあう殺陣。

場所を前方ステージから、後方の2階部分(段々階段の雪山セット)の方では2人してフライングで宙吊りで、腰を軸にして前後に回転しながら剣を交えてたり\(^o^)/

リトマじゃないが、歌いながらでもあるし、あれ大変そう・・・

 

 

にしても、デオン・ド・ボーモンはシンバみたいに1幕終わりに数分出てくるところが最初の出番ww

(声はそのまえに伏線のように聞こえてはいる)

めっちゃ格好いい衣装で、かつらもシルバーのモコモコなロングヘアに、赤いビスチェコルセットに長袖フリルはひらひらしてて、黒いタイトパンツとブーツで長剣を携えてて、しかも半分宙乗り状態で。

インパクトめっちゃ強い~!!

休憩後の2幕頭で少しボブとグレイがなぜ見えるとかちょっと歌うシーンの後に、壁面スライドが上がったら、1幕終わりと同じ状態でデオンが半分宙乗りでwww

まさかそのままいたんじゃないだろうけど、リプライズそんなところでwwってひそかに笑ってしまった(笑)。

 

 

原作知らないので、本筋が分からないんだが、演目のストーリーとしてはラブストーリーなの??

 

最初、劇場ゴーストのグレイが、絶望したら殺してくれって依頼をフローにされて、訳が分からないなりにくっ付いていくことになり。

野戦病院で悩んで落ち込んでるフローを慰めるんだが、そこでいい雰囲気になり、しかもフローはずっと一緒にいてって(それはゴーストにいう告白か??w)グレイは心配のあまり憑りついたままで、そこに戦場の天使=ナイチンゲールを殺そうと因縁のゴーストが来て、1度目はフローが庇って死にそうになるがグレイが霊気を口移しであげて復活させ、2度目はグレイは身を張って戦うんだがデオンと相打ちになり塵と消えて、フローは絶叫して嘆き悲しみ・・・

その後、ご臨終になった90歳のフローのところに、死ぬときは一人にさせないよってグレイが舞い戻ってきて(うまい具合に滅びずにすんで復活した)会えて嬉しいフローはグレイにキスをして、それからグレイは旅立つフローを見送って、かつそういう芝居を書いたんだよってグレイが最後に天使のナイチンゲールを表現する・・・

 

とまあ、物語りの中身は非常にわかりやすい感じでね。

 

 

このストーリーの合間に、元婚約者が看護婦仲間のエイミーと結婚しちゃったり( ̄▽ ̄)汗

グレイが劇場前に捨てられた孤児で紆余曲折で代理決闘人になり、女優に入れあげてたら裏切られて、生前のデオンに殺されたからゴーストになっちゃったとか。

そのデオンは男性として育てられた女性で、男じゃないと認められないからって生き様を吐露したり。

(ゴーストは本来の姿になるから、デオンは女性姿)

 

フローは野戦病院で軍隊のえらいさんに対抗意識を持たれて殺されそうになるのだが、そのえらいさん瀧山さんジョン・ホール軍医長官も医者ではなく手柄をあげて偉くなるために軍に入ったらしく、コンプレックスとかもセリフで言ってた。

 

1850何年といってたしクリミア戦争の時の状況が色々描かれてるのも説明されながら芝居のストーリーでもあるので、世界史みたいな??

 

 

そーいや、人がメラメラと悪い感情を表現しているときに、背景の影絵がもじゃもじゃのモンスターみたいに大きくなって、背面に映されてた。

グレイが長剣でその人を指すと影絵が無くなってその人の性格・行動が無になるという手法。

舞台のへりにライトがあるのだろうが、黒い影絵を映すのはどこでやってんだろうなあ、、、

 

 

よくやってんよなあって四季ちゃんやっぱ凄いわって。

漫画原作で2.5次元のようでいて、VFXは使えないから肉体的技巧的な見せ方で不思議でマジックみたいな登場の仕方もあったり、セットをアンサンブルやスタッフが動かしてるアナログなところもありつつ。

100年も劇場に住み着いてたゴーストって、怪人はゴーストじゃなくて生身だから、そこは別物だったw

 

もう少し前で、グレイの白塗りのメイクの奇麗さ?(ごつさ??)や衣装とか、竹田理央ちゃんいたのに最後しか分からなかったし、政所くんどこ~!?とか。

次も楽しみな感じ\(^o^)/

 

皆さま、まだまだこれからもおきばりやす~~