先日、両親がお墓の草刈りに出かけました(朝5時集合!)。毎年お盆の前には檀家が集まってお墓周りをきれいにし、お寺に「盆供」(ぼんく)を収めるのだとか。檀家、盆供??聞きなれない単語が次々飛び出します。

檀家とは、先祖代々そのお寺に葬祭供養を行ってもらっている家のことで、今回の草刈りのように年に数回お寺での奉仕活動のようなものがあります。盆供は「盆供養」のことで、お盆前のお寺への御供えのこと。昔はお米を持って行ったそうですが、今は米代として2,000円を収めるのだとか。

田舎はお寺との関係も密接ですが、それ以上に濃厚なのは近所との関係。住んでいる地区をさらに細かく分けたご近所集団を「組仲間」と呼び、冠婚葬祭は必ず一緒に取り行います。組仲間・・・昔、教科書で習った「隣組」のことです。うちの場合、組仲間は8軒ですが、私達の披露宴にも組仲間は各家庭から最低一人は出席。地区の区長さんも出席。さらには披露宴から数日後、夫婦で館山に帰省し、組仲間+親戚計11軒の各家庭に挨拶回りをしました。しかもこの挨拶回り、夫は同行してはならず、隣家の分家のお嫁さんが私だけを連れて各家庭を回るというしきたりが!そして11軒分の手土産にと両親が用意していたのは、私の名前の熨斗(のし)が付いたタオル・・・。かなりの衝撃でした~!!

先日の夕飯時、「赤ちゃんが生まれたら組仲間の人達がお祝いに来てくれるから、そのときはお茶とお菓子でも出して1時間ぐらいお相手すればいいからね。」と義母が何気なく言いました。えっっ?お祝いに来る??両親はいたって普通の様子ですが、私は親戚以外の人達が次々と家にやって来る感覚がどうにも・・・。

まだまだ、私の知らないことがたくさんありそうです。