rie です。
今日はシンドンの39歳のお誕生日です。
これからもSUPER JUNIORのビジュアル担当として頑張って下さい。
ダンスはもちろん、最近は映像の才能を発揮しています。
来るべき20周年にはその才能で、私達ELF を楽しませて下さい。
今年もシンドンの笑顔がいっぱい見られますように。
健康でやりたいことが出来ますように。
「ハルちゃん、ナニしてるの?」
ヒョクとドンヘがハルのオモチャを持って立っている姿を見て、ハルに訊いている。
ハルの一生懸命な練習に付き合っていたので、俺達は2人が帰って来たのを知らなくて、慌てて
「お帰り。」
「お帰りなしゃい。」
「ナニって。」
俺が説明をしようと「これは…」と言いかけると
「もしかして、運動会の練習?」ドンヘに言われてしまった。
ハルが頷く。
「そうなの?」ヒョクがハルに訊いている。
ハルが「ハルちゃん、お兄ちゃんの運動会に出るの。それで練習してるの。」
2人は自分達の運動会で、ハル達入園予定年齢の子達が競技に出ることは知っている。
俺が話しているのもあるけど、それこそ毎日運動会の予行演習をしている。
その練習中に次は入園予定の子供達の競技です。というアナウンスを聞いている。
最初は、各学年が合同で1時間目は1年生、2時間目は2年生というように入場行進やダンスの練習をしていた。
でも、ここ何日かは全校生徒で本番さながらの予行演習をしている。
そういえば、俺も小学校の頃は毎日予行演習したよな。
入場行進の時、普通に歩いている時はいいけどコーナー、曲がる所に確か赤い旗が立っていて、普通に歩いていたら外側の子が遅れちゃうから、先生が「内側、1、2歩その場で足踏みしろ!」って注意されたよな。今でもそうなんだろうか?
「偉いね。」大好きなお兄ちゃん達からそう言われてハルが嬉しそうに「うん。」と頷いている。
「ママは、しんどいから座ってていいよ。」ヒョクが言って
「僕達が、ハルちゃんと一緒に練習するから。」ドンヘが言ってくれる。
2人共、連日の予行演習のため家から体操服を着て学校に行っている。
授業がなくて、体操服に熱中症予防に紅白帽を被って、そして水筒だけを持って登校している。
その2人の服装がハルのやる気スイッチを余計に刺激したみたいで
「ハルちゃん、もっと練習する。」と言っている。
なにやらヒョクとドンヘが話していて
「ちょっと、待っていて。」と言って出て行ってしまった。
「お兄ちゃん…練習しようって言ったのに…」
「大丈夫だよ。水筒をバアヤの所に持って行ったんだよ。」
俺は、2人が出て行って悲しそうなハルを慰めるために、2人が水筒を肩から下げていたのを思い出して言ってみる。
「ホント?」
「ホントだよ。」
「ハルちゃん、お待たせ。」
「もしかしたら、こんなことがあるかも。」
そう言って2人が風船を膨らませ始める。
もしかして、風船を割るってこと?
イヤイヤ、2、3歳の子供にそれはないよ。
それは、俺達父兄の競技でしょう。
そんな俺の思いとは別にハルの目がキラキラして来た。
2人が10個ほど風船を膨らませて、テーブルの前にドンヘが椅子を持って来てその上に風船を置く。
「ハルちゃん、僕の言うことよく聞いてね。走って椅子の上の風船をお尻で割って、それからオモチャを取って戻って来る。」
「出来る?ハルちゃん。」
「ハルちゃん、出来る。」
「じゃあ、やろう。」
ハルがよーいのポーズで待っている。
「よーい。」ヒョクが言って
ドンヘが「ドン!」と言って" パチン!" と言って手を叩く。
ハルが椅子をめがけて走って行く。
そして、椅子に置かれた風船をお尻で割ろうと何度も椅子に座ってみる。
でも、そんなに体重がないハルはなかなか割れない。
俄然、運動会の雰囲気になって来たぞ。
俺も思わず「ハル、頑張って!」と声援を送る。
《パーン!》
何度もやってやっと風船が割れた。
直ぐにオモチャをつかんでスタート地点まで戻って来る。
ハァハァとハルの息が上がっている。
ハルの様子を見たドンヘが「ハルちゃん、難しい?」
「ムジュカシイ。」
「だったら、今度はこうしよう。」ヒョクが風船を椅子の上に置いて
「ハルちゃん、走って来るでしょう。そしたら、椅子に座って、風船を下に置いて、今度は足で風船を割る。どう、出来そう?」
「やってみる。」
そして、ヒョクとドンヘの号令の元ハルが走って、椅子にある風船を取って下に置いて足で踏む。
今度もなかなか割れない。
足が ちっちゃいからか。
それでもなんとか風船が割れてオモチャを持って帰って来る。
その後も、ヒョクとドンヘ考案の風船を使った競技がいろいろあって、それをハルが一つ一つクリアしていく。
本番にどれか一つ当たってくれないかなぁ。
ハルの練習の成果を発揮出来るから。