🎶ピンポーン、ピンポーン🎶

🎶ピンポーン、ピンポーン🎶


インターフォンの画面を見なくても画面に映し出された人が誰なのかわかる。

子供達も「バアバとジイジでしょう?」と言って玄関に走って行く。


俺は出ないわけにはいかないので「は~~い。」と画面に向かって返事をする。


画面に向かって手を振っているお義母様が映ってらっしゃる。

「キュヒョンさん、早く開けなさいよ。何してるのよ。私達が来るってわかっているのに。意地悪ね。」

インターフォン越しに俺に怒っている。

俺が「そんなことないですよ。」と言おうとした時

ドアが開いて


「バアバ~~!」

「ジイジ~~!」


ヒョクとドンヘとハルがお二人に寄って行く姿がインターフォンの画面に映っている。


こうなったら俺の言葉なんて聞いていない。


「あら、迎えに来てくれたの?」

「うん。」

「嬉しいわ。ねぇ、パパ。」


インターフォン越しにお義母様の喜んでいる声が聞こえる。

俺は、もう、インターフォンが必要じゃなくなったので【終了】のボタンを押す。


ヒョクとドンヘは玄関ドアを解錠する事が出来るが、それは俺かシウォナが元を解錠していないと出来ないシステムになっている。

まだ、2人はそのシステムに気が付いていなくて自分達がドアの鍵を開けたと思っている。

それはセキュリティーの関係で仕方がない。


子供に囲まれてお義父様とお義母様が部屋に入って来られる。


「ママ、ジイジとバアバが来てくれたよ。」

「あのね、デパートで僕達の好きな物買って来てくれたよ。」

「ケーキもあるの。」


お義父様が大きな袋を下げていらっしゃる。

お義母様もケーキの箱を持っていらっしゃる。


リビングのテーブルにそれらを置くとバアヤが台所に持って行く。


「キュヒョンさん、すまんな。急に押し掛けて来て。母さんから、お腹の孫の性別を聞いたらどうしてもお祝いを言いたくなってな。」とお義父様がおっしゃる。



絶対にお義父様は口には出さないけど。

シウォナの血を引き継いだ男の子の孫が嬉しいに違いない。



「シウォンは?あの子は?」

「バアバ、パパは会議だよ。」

「僕達を家まで送ってくれて、赤ちゃんにご挨拶をして会議に行ったよ。」


「そう、今日は休むのかと思ってけどそうじゃなかったのね。」

「母さん、シウォンは私達とは違うぞ。」

「そうね、それじゃなかったらあんな質問ばかり出来ないわよね。ねぇ、キュヒョンさん。」

ほめているのかけなしているのか、どっちだ?

よくよく考えるとけなしているなやっぱり。


「で、シウォンが赤ちゃんの名前を決めたとか言っていたけど、どんな名前?」

「俺まだ聞いていなくて…」

「大丈夫なの?」

「さぁ?でも、大丈夫だと思いますけど……」

「ホントにィ?《山、川》」

「そんな合言葉みたいな名前…」

「《ナムジャ、ヨジャ》」

「そんな、今とおんなじじゃありませんか!」

「でも、名付けるのがシウォンだからね。だから、心配になって来たのよ。」

「そうなんですか。俺はてっきり…」

「てっきり、なんなの?」

「それは………」

「はっきり言いなさいよ。」

「まぁまぁ、母さん、キュヒョンさんをそんなに困らせちゃ可哀想だよ。キュヒョンさんのお腹の中には赤ちゃんが、それも双子がいるんだよ。1人でも大変なのに双子だよ。気をつけてあげないと。ストレスがかかることはやめてあげないと。」

「何よ、パパまで。いいわね、今の人は。私なんてそんな気遣ってもらったことなんてないわよ。」

「だって、母さんは昔からストレスをはね除けるのが上手かったじゃないか。」

「そんなことないです。私だっていろんなこと言われて泣いたことがあるのよ。」


お義父様とお義母様の話を聞いていた子供達が「バアバ、泣くの!」ってビックリしている。

もちろん、俺もビックリした。

お義母様のイメージが《泣く》っていうのがないもので、だから。言葉には出さないというか出せないというのが正しい表現かもしれない。


「なによ。あなた達まで…」


「じゃあ、バアバが今度泣きそうになったら、僕達の所に来て。」

「僕達が《いい子、いい子》してあげる。」

「ハルちゃんも《いい子、いい子》してあげるよ。」

「いいの?」

「うん、いいよ。」

「もちろん、いいよ。」

「いいよ。バアバ。」


俺は、お義母様がヒョクやドンヘ、ハルから《いい子、いい子》されている姿を想像して、お義母様には大変失礼かもしれないけど、ちょっとクスッとしてしまった。




🏈---SUPER SHOW  SPIN-🏉FF:Half time--🏈

【SPIN-🏉FF:Half time】ご覧になりましたか?

とっても楽しかったですよね。

世界中のELF達が見たかった(聞きたかった)あの曲があったり。

新しいユニットR&Sでまさかあの曲をするなんて。

本当に、いつも私達の斜め上をいっているスジュメンには脱帽です。

ダンスがキレッキレで、アラフォーなんて信じられません。

本当に、忙しいスケジュールをどうしてやりくりして練習してくれたのか。

それもこれも、私達ELFを楽しませたいという思いからだと思います。

今のところ、この楽しい【SPIN- 🏉FF:Half time】は、日本でのスケジュール発表がないですが、きっと、やってくれると信じています。


デイエニのお二人は「DEpartur 」Tour のラストフライトのために、今日、神戸にやって来られるのかなぁ?

私は、ファーストフライトの大阪に搭乗して、ラストフライトの神戸にも運よく搭乗することが出来ました。

ラストフライトに搭乗する条件として、デイエニのお二人から課題曲を覚えて来る様にと言われていますが、まだ全然覚えられていません。

このままでは搭乗出来ないかもしれないので、しっかり覚えたいと思います。

つきましては、ラストフライト中は「王宮」はお休みさせていただきます。

その間は、🐯ちゃんの「DEpartur 」Tour レポになると思います。