ヒョクとドンヘにお腹の中の双子の性別を無事に知らせることが出来て安心していると


ドンヘが「ママ、僕達いつまで赤ちゃんって言うの?」

ヒョクも「僕達が赤ちゃんにお話しする時に、" 赤ちゃん、赤ちゃん。" って呼ぶけど、せっかく弟と妹だってわかったのに、いつまでも " 赤ちゃん  " って呼ぶのおかしくない?」


確かにヒョクやドンヘの言う通りだ。

性別がわかっていなければしょーがないかもしれないけど、男の子か女の子かわかっている。

まあ、今の時代性差で名前が違うっていうのもおかしいのかもしれないけど、それでもやっぱり、男の子には男の子の、女の子には女の子の名前がある。

ハルの時は、ドンヘが付けてくれた素敵な《ハル》という名前がある。

この子達にもハルに負けず劣らずの名前を付けてあげたい。

名前は親からの一番最初のプレゼントだ。

素敵なプレゼントをあげるからね。

楽しみにして待っててね。



「ねぇ、シウォナ、赤ちゃんの名前。」

「そうだな。実はいいの。考えてたんだ。」

「エッ、マジ!」


俺達の声が子供達にも聞こえたらしく

「パパ、名前考えたの?」

「言って、言って、言ってよ。」

また、また、大騒ぎだ。



🎶お義母様、お義母様🎶



エッ、ナンだ。

まさか、また、来るってことはないだろ?



🎶お義母様、お義母様🎶



「もしもし。」

「キュヒョンさん、もう、何回言わせるつもり💢」


「電話に出るの……」


「遅いわよ💥」お義母様よりも先に子供達が、お義母様の得意のフレーズを大声で叫んでいる。


お義母様もいきなりの声に驚かれて「それよ、それ。」とフレーズを封印される。


「ご用件は……」


来るって言うな、お願い🙏💦💦


「アッ、それね。実は、パパに双子の事が言ったら。パパが" お祝いに行く。" って言うから、後でそっちに寄るわね。」

「エッ、今日ですか?」

「ええ、そうよ。それ以外に何かある?あったら逆に教えて欲しいわ。」

「………」俺が無言になる。

「もしもし、もしもォゥ~し。キュヒョンさん、聞こえてる?」


「アッ、聞こえいます。」

「だから、後で。」


「でも、お義父様、お疲れじゃございまん?」

「パパは、大丈夫よ。私達が行くの嫌なの?」

「………」またしても俺は無言になる。


「バアバ?」子供達が俺の周りに集まって来る。

俺が無言で頷く。


「バアバ、こんにちは。」

「みんなお揃い?」

「みんないるよ。」

「ハルたんも。」

「バアバ、パパがね、赤ちゃんの名前を教えてくれるって。」

「エッ、それって、ちょっと、キュヒョンさん、シウォンに待つように言ってちょうだい。」


「シウォナ。お義母様が来られるから、その時まで、待って。」

「エッ~~、また来るの!」

「 ナニよ、すっとんきょうな声を出さないの。とにかく行くね。」

「今日は、もう、いいじゃん。朝来たんだから。」


シウォナの言葉を聞こえない振りをして「じゃあね、キュヒョンさん、後でね。」と言って電話を切ってしまった。


俺は思わず天井を仰いでしまう。


あぁあ~~。