「マ~~マ~~!」と言ってヒョクとドンヘが走って部屋に入ってくる。


2人とも「ハァ、ハァ。」と息が上がっている。


俺は思わず「どうしたの?そんなに" ハァ、ハァ " して…」と言ってしまう。


「ねぇ、赤ちゃん、男の子?女の子?どっちなの?」部屋に入るなり俺の元にやって来て質問をしてくる。



「ねぇ、どっち、どっち。」

「男の子?女の子?」



俺は、てっきりお義母様やシウォナが2人に話されていると思っていたから「バアバやパパから聞いていないの?」と言う。


「うん、僕達もバアバが一緒だったから、教えてくれると思ってたから、《バアバ、ママのお腹の赤ちゃん男の子だったの?女の子だったの?》って聞いたら。バアバがね、《それは、ママから直接聞いた方がいいわ。2人の弟か妹になるだものね。バアバから聞くよりママから教えてもらいなさい。》って言って教えてくれなかったんだ。」とドンヘがちょっと残念そうな顔して俺に教えてくれる。

ヒョクも「パパも教えてくれなかったんだよ。パパも《ママから、教えてもらえ。》って」


「だから僕達、パパの車から降りてからずっと走って来たの。」

" ハァ、ハァ。" の原因を説明してくれる。


シウォナが部屋に入って来て「母さんが、《キュヒョンさんから教えてもらった方がヒョクもドンヘも嬉しいに違いない。》って言うから俺達は黙っていたんだ。」って言って、ヒョクとドンヘに言わなかった理由を教えてくれる。



" ねぇ、そんなこと、どうでもいいから早く教えてよ。男の子なの?女の子なの?" 2人がもう我慢出来ないという風に俺の目の前で地団駄を踏んでいる。


「早く、早く。」



「ごめんね、発表するね。」

シウォナが「ドゥルルルルルルルル~~。」と口でドラムロールの効果音を出して俺の発表を演出してくれる。



「パパ、うるさい!黙って💢」2人がシウォナの方を見て文句を言っている。


せっかくの演出が不評だったシウォナは「ごめん。」と2人に謝って俺が座っているソファーの横に座る。


「じゃあ、発表します。ママのお腹の双子の赤ちゃんは………」

「赤ちゃんは……」2人が俺の方にだんだんと近づいて来て、両手を胸の前で握りしめて俺の発表を今か今かと待っている。


「赤ちゃんは、おとこ……」その言葉を聞いて2人が「やった!男の子だー。」と言って跳び跳ねている。

特に弟を欲しがっていたヒョクは万歳をしている。


「待って、まだ、終わってないよ。」と俺が言うと

「エッ、でも、ママ、今、男の子って言ったよ。」と2人で顔を見合わせている。



ハルが「女の子も、妹もいるの!」我慢仕切れなくて俺の代わりに大きな声で言ってくれる。



ヒョクとドンヘが「男の子と女の子。」信じられないという顔で俺を見る。


俺が「うん、男の子と女の子の双子なんだよ。ヒョクとドンヘは、双子の弟と妹のお兄ちゃんになるんだよ。」


「男の子と女の子。」

「弟と妹。」

2人が呪文のように何度も唱えている。



男の子2人じゃなくて、弟2人じゃなくて、残念な顔をするかもと思って2人を見ていたら、「弟と妹。男の子と女の子。嬉しいね。」と言って2人がニコニコしている。




もしかしたら、お義母様は、この発表を待つ2人の様子、発表を聞いている時の2人の様子、発表を聞いた後の2人の様子を俺に見せたくて、俺に直接2人に発表することをさせてくれたのかな。

だって、お義母様やシウォナが発表してしまったら、俺が見たヒョクやドンヘの表情や様子を見ることが出来なかったはずだから。



お義母様って、本当に自由にいろんな事をされるから、《ちょっと待ってください💥》って事が正直いっぱいあるけれど、こんな風にして普通は気が付かない事への気遣いが半端なく凄い。

だから、面倒臭いことがいっぱいあるけど、それを超える優しさがあったりするから、俺はお義母様のことを嫌いにはなれない。

本当に不思議な方だ。





🐰🦒🎤🎂🎁---㊗️37歳---🎁🎂🎤🦒🐰

今日は、ウクタンの37回目のお誕生日です。

『Happy Birthday To RYEOWOOK❗』

お誕生日おめでとう🎁🎂🎉👏


これからも、SUPER JUNIORものメインヴォーカルとして、素敵な歌声を聞かせてくださいね。

元気で笑顔溢れる1年でありますように!


明日の【SUPER SHOW SPIN-OFF:Halftime】で、1日遅れだけどBirthday をお祝いしてくれるかなぁ?

それを楽しみに待っています。