🌼🌼🌼---マリーゴールドギュメちゃん---🌼🌼🌼


いい式だった。

いろんなことがあったけど、久しぶりにヒョンやトンセンに会うことが出来た。

なんだか一瞬18年前に戻った気になった。

そして、これはもしかしたら、1日早いけど俺のデビュー18周年を祝ってくれているのかとチラッと思った(笑)

そんなわけはないけどね。


シウォナが、仕事があって途中退席にはなったけれどね。



明日が、俺のデビュー18周年だからって、後でウチに来てくれるって言ってくれた。


「そんなお互い忙しいから、無理しなくていいよ。」って言ったら


「何言ってるんだ。無理なんかしていない。この日がなければ、今の俺達はないんだぞ。」

「そんなたいそうな。」

「たいそうなことなんかあるものか。」

「はい、はい、わかりました。この日は大事だよね。」

「そうだよ。デビューしてくれてありがとう。」

「でもさ、もし、違うチームでデビューしていても、大事な日なのかな?」

「どうしてそんなことを言うかな。お前が違うチームでデビューするはずないじゃないか。」

「そうだね。ヒョンのいう通りだ。」

「ヒョンじゃない、シウォナだ。」

「シウォナのいう通り。」



もしかしたら、イヤ、もしかじゃないな。


シャワー浴びとこ。











♪ピンポーン ピンポーン♪


シウォナだ!


「はーい。待ってね。ドア、開けるからね。」




「おかえ…」


俺がドアを開けて、「お帰りなさい。」の言葉の途中で抱きしめられてキスで口を塞がれた。


一瞬クラっと来そうになったけど、一応なんとか持ち堪えた。


なに食わぬ顔をして、俺から離れて右眉を少し上げて「ただいま」って


「もう、ビックリするだろう?」と俺が文句を言うと

「ごめん、ごめん。俺が悪かった。でも、嫌じゃなかっただろう?」

「………」俺が無言でいると


腕時計を見ながら「3、2、1。デビュー18周年おめでとう。」パ~ンッ


カウントダウンからのお祝いの言葉とズボンのポケットに隠していたクラッカー🎉が鳴る。


そして、今度こそ、その広い大きな胸に抱き締められて顎を親指でクイっと持ち上げられて身も心も蕩けそうキスをプレゼントしてくれる。



" このままここで " と俺が思っていると



「キュヒョナはもうシャワーずみなんだね。」とパジャマ姿の俺を見て

「じゃあ、俺も急いでシャワーして来るよ。」と言って勝手知ったる他人の家と言わんばかりの勢いでバスルームへと歩いて行く。


変に火を付けられた身体をもて余した俺は、それでもなんとか俺達のベッドルームへ


番組で紹介された俺のベッドルームとは別に俺達のベッドルームがこの家には存在する。

以前の宿舎で使っていた物がまだ整理出来ていないと、事前に番組スタッフが部屋を見に来た時にわざと段ボールをそのままにして物置として使っていると言った部屋。

段ボールは中身が入っていない。

下見が済むと段ボールはすぐに処分して、新しいキングサイズのベッドを購入した。




シウォナが出て来るまでそのベッドに入って待つことにする。








「ごめん。キュヒョナ、寝ているのか?」

「💤💤💤」


俺の顔をシウォナが覗き込んで、俺が寝ているのを確認して、ソッとベッドに入って来て枕を背中に当てて背中を起こして座っている。


「疲れているよな。俺もそうだけど、キュヒョナも鬼スケだもんな。」と独り言を呟いている。


「ソロTour お疲れ様。見に行けなくてごめんな。俺のL.S.S. の時は来てくれたのにな。さっき、お母さんに言われたよ。《どうして来てくれなかったの。》って文句言われたよ。それから、《あなた達はいつ結婚するの?》って。いづれ折を見て発表するつもりですって答えたら、お母さん、《もう、時間がないのよ。》っておっしゃるから" 時間って何ですか?" ってお尋ねしたら " 妊娠、出産よ。" って。王妃様のご懐妊のニュースがあったばっかりだから、キュヒョナにも子供をって思ってらっしゃるんだなって思ったよ。妊活しないといけないよな。そしたら、仕事にも支障が出て来るしな。出来たら嬉しいけどな。俺とキュヒョナの赤ちゃん、絶対に可愛いに決まってる。見てみたいけど、いろいろ大変なのはキュヒョナだから、俺は養子を取ってもいいと思っているんだ。キュヒョナはどうかな?」


俺の髪を撫でながら「最近頑張って運動したり、ダイエットしているけど、俺はもう少し肉が付いている方が好きだな。抱き締めた時モチっとして抱き心地がいいからな。」



「ミュージカル 《フランケンシュタイン》は観に行くからな。」


「本当に、生まれて来てくれてありがとう。俺と同じチームに入ってくれてありがとう。」


「そして、俺を選んでくれてありがとう。愛してる。」



俺は、本当は寝ているつもりだったけど、シウォナの言葉を聞いていると



「俺も、愛してるよ。」とつい言ってしまう。



「なんだ。起きていたんだ。」

「うん。」

「いつから?」

「多分、最初から……」

「えっ、そうなの?」

「ごめん……」


「じゃあ、ヒョンのお願い聞いてくれる。」

「俺が出来ることなら……」

「出来るよ。」

「何?」

「歌を歌って欲しい。」

「歌を……誰の?」

「日本人であいみょんの《マリーゴールド》」

「だったら、簡単だよ。」

「俺、キュヒョナがこの歌を歌っているの大好きなんだ。」


俺は、起き上がって、シウォナの横に同じように座って、アカペラで歌い出す。





風の強さがちょっと

心を揺さぶりすぎて

真面目に見つめた 君が恋しい



麦わらの帽子の君が

揺れたマリーゴールドに似てる






「もう離れないで」と

泣きそうな目で見つめる君を

雲のような優しさでそっとぎゅっと

抱きしめて 抱きしめて 離さない



シウォナが歌詞通りに俺をぎゅっと抱きしめてくる。

俺は、逃れようと手を動かすけれど逃れられない。

それでも、頑張って歌を歌い続ける。



目の奥にずっと写るシルエット

大好きさ

柔らかな肌を寄せあい



ああ アイラブユーの言葉じゃ

足りないからとキスして


シウォナが俺の首筋にキスの雨を降らせる。

キスをされながら、俺は歌い続ける



いつまでも いつまでも このまま



2人の想いが同じでありますよう



シウォナ、もう、俺、限界かも……




麦わらの帽子の君が

揺れたマリーゴールドに似てる





「もう離れないで」と

泣きそうな目で見つめる君を

雲のような優しさで そっとぎゅっと

抱きしめて 離さない




キュヒョナ、目が潤んでいるよ

もう、少し我慢してね



ああ アイラブユーの言葉じゃ

足りないからとキスして



歌うキュヒョナ、喉がエロチックに揺れている

俺も、そろそろ限界だ



いつまでも いつまでも このまま



ああ いつまでも いつまでも 離さない






2人の想いが同じだから、このまま、朝まで愛し合おう。




🌼🌼🌼🌼🌼🌼🌼🌼🌼🌼🌼🌼🌼🌼🌼🌼🌼

キュヒョナ、デビュー18周年おめでとう🎉👏

お話の中で、シウォンさんが言っていましたが「生まれて来てくれてありがとう。歌手になってくれてありがとう。」

去年は、SMからAntennaへ。

今年は、アルバムをリリースしてからのアジアツアー。

この後は、ミュージカル「フランケインシュタイン」が待っています。

チームとしての活動もあります。

ミュージカルとチームの活動が重なる時期があります。

体調管理をして頑張って下さい。

これからも、応援します。


そして、事務連絡を、私はお話を書くのが自転車操業なので、誠に申し訳ございませんが今日の「王宮」はお休みします🙇‍♀️