「おい、お前ら、走ったら危ないだろう。お前達につらえてキボクも走り出すだろう」とヒチョル副首相が甥っ子達を怒っている。

「ごめんなさい。でも、僕達このゲームをやりたかったから……」と甥っ子のテインとテヒョクがヒチョル副首相に走り出した訳を話している。



そのゲームとは



バスケットボールをゴールに入れるゲームだ。

タダ、そのゴールが左右に動く。

第1段階、第2段階、第3段階と3つの段階があって、段階が上がる毎にゴールの動きがレベルアップして難しくなる。


「お前らこのゲームをやりたかったのか?」

「うん。」と甥っ子達が頷いている。

「あのさぁ、言っちゃ悪いけど俺このゲーム大得意なんだぜ!」

「ホント?」と甥っ子達の目が輝いてヒチョル副首相を尊敬の眼差しで見ている。

「だったら、おじちゃん、やってよ。僕達にお手本見せてよ。」とテヒョクにせがまれる。


「え、でもな、大人は誰もやっていないから、今日はやめておくわ。」とヒチョル副首相がお手本を見せるのを断っている。



「もしかして、おじちゃんウソなの?」とテインが痛い所を付いてくる。


「バカいえ、なんで俺がウソをつく必要があんだよ。」


「だったらやってよ。」とテインが

「そうだよ。やってよ、おじちゃん。」テヒョクもおねだりする。



「やってやってもいいけど、今日は《宗廟大祭》で疲れているからいつもの実力が発揮されないかもしれないけど、それでいいならやってやらなくもない。」と失敗した時のフォローも忘れてはいない。



ポケットからカードを出して「このカード₩1,000分入っている。このゲームもそうなんだけど、今日は何でも1回₩100だからな。テインとテヒョクに1枚づつ渡しておくからな。あとは自分で管理しろよ。いいな。」そう言って2人にカードを渡す。


そして、自分は、ポケットからカードを出して " ぴッ!"とチェックしてもらって、係員から「ご自分のタイミングでスイッチを押して下さい。」と言われる。



「さぁ、やりますか。」そう言ってスタートのスイッチボタンを押す。


《ファーン》っていうラッパの音が聞こえて、上からバスケットボール🏀が流れて来る。


すぐにボールをゴール目掛けてスローインする。

第1段階をクリアするためにはで最初の1分で75点以上の得点が必要となる。

ワンゴールで1点得点が加算されている。

もちろんゴールはゆっくりではあります。


どんどん、シュートが決まって行く。

第1段階も85点獲得

第1段階クリア!


第2段階はこれも1分で150点以上が必要になる。

この第2段階はワンゴール2点。


今回もどんどんシュートが決まって80点獲得。

第1段階と第2段階の合計は165点以上なのです


最後は、第3段階ワンゴールで3点。

第3段階は最低獲得得点がない。

第1段階から第3段階までの合計得点が得点になってミッション終了となる。



テインとテヒョクが

「おじちゃん頑張って!」

「すごい、すごいよ!」

拍手👏しながら応援している。



第3段階で120点獲得。

第1段階から第3段階の合計は285点だ。




今日の今までの最高得点を叩き出した🎉