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「さあ、皆様、写真を撮りますよ。」とカメラマンが声をかける。
俺達家族とお義父様達、パパ達、首脳陣、ヒチョル副首相の甥っ子達、そしてキュヒョにゃんとシウォにゃんで集合写真を撮る。
ヒョクとドンヘはさっきまで泣いていたから、目が少し腫れているけれど、キュヒョにゃんとシウォにゃんと一緒に写真が撮れるのでニコニコと笑っている。
「バアバ、一緒に写真撮ろうよ。」とヒョクとドンヘがお義母様に言っている。
「いいの?」とお義母様が遠慮がちにヒョクとドンヘに言っている。
「それでは、王子様とお祖父様とお祖母様写真撮りますね。」
「はい、撮りますね。はい、キムチ!」パシャ!
「もう、1枚。」
「次、ハルちゃんも一緒に撮ろうよ。」
「ハルちゃん、おいで。」
ヒョクとドンヘがハルを呼んでいる。
ハルが2人の元に走って行く。
「はい、撮りますね。はい、キムチ!」パシャ!
「もう、1枚。」
お義父様とお義母様は、かなり嬉しそうだ。
俺のパパ達も3人と一緒に写真を撮ってもらっている。
「ねぇ、カメラマンのおじちゃん。僕達とキュヒョにゃんとシウォにゃんの写真を撮って下さい。」とヒョクとドンヘがカメラマンにお願いしている。
キュヒョにゃんとシウォにゃんが " え~~!🙀🙀 " という顔でお互いに顔を見合わせている。
「いいんだよ。一緒に撮ろうよ。ねぇ、ママ、いいでしょう?」と俺に許可を求めてくる。
「もちろん、いいよ。」
「ハルちゃんもキュヒョにゃんとシウォにゃんと一緒にお写真撮りたいの。」とハルも俺におねだりしてくる。
「いいよ。ハルも一緒に写真を撮ってもらえば。キュヒョにゃんとシウォにゃん、ハルと一緒に写真を撮ってくれる?」と俺がキュヒョにゃんとシウォにゃんにお願いをすると2匹が「僕達でいいにゃ?僕達こそ王子様や王女様と一緒に写真を撮りたいにゃん。」と言って大きく頷いてくれる。
「うわぁ、キュヒョにゃん、シウォにゃん。ありがとう。」とハルが大喜びしている。
「それでは、王子様、王女様、猫ちゃん達、お写真撮りますよ。はい、キムチ!」パシャ!
「もう1枚。」パシャ!
俺が「ねぇ、ヒチョル副首相。甥っ子ちゃん達と一緒に写真撮ったらどうですか?せっかくプロカメラマンがいることだし。」
「えっ、いいですよ。なぁ、お前ら、いいよな。」とヒチョル副首相が甥っ子達に言っている。
甥っ子達がモジモジしている。
「テインお兄ちゃんとテヒョクもヒチョルおじちゃんと一緒にお写真撮りたいよね。」とヒョクとドンヘが2人の代弁をして、ヒチョル副首相に言っている。
「お前達、本当に俺と写真を撮りたいのか?」
「うん。」とテインとテヒョクが頷いている。
「だって、おじちゃん、カッコいいんだもん。」
「えっ、俺、カッコいいか。ようやく俺のカッコよさにお前達も気づいたか。もっと早く気付けよな。」ヒチョル副首相は照れ隠しに憎まれ口を言っているけれど、結構嬉しそうな様子だ。
「それでは、おじちゃんと甥っ子ちゃん、写真撮りますよ。おじちゃん、もっと笑って!いいですよ。はい、キムチ!」パシャ!
「もう1枚。」パシャ!
甥っ子達といるヒチョル副首相はいつもより緊張した顔をしていた。
「俺達とも撮ろうぜ。」とジョンス首相が他の首脳陣とともに、ヒチョル副首相達の写真撮影に乱入して一緒に写真を撮っている。
お義母様が「後で写真ちょうだいね。」とカメラマンに言って
「それじゃ、ヒョクもドンヘもハルも早く着替えておいで、王宮広場に出ているゲームで遊んだりキッチンカーでおやつを食べに行かないとね。」と言っている。
今年は《宗廟大祭》と《こどもの日》が重なってしまった。
そこで、祭祀出席するヒョクとドンヘのためにお義父様が王宮広場に近代デパートから去年の夏に好評だった、金魚すくいやヨーヨー釣りや輪投げのコーナーを出前してくださって、もちろんヒョクやドンヘのためだけでなく、沿道で《宗廟大祭》を見に来た全部の子供達が低料金で遊べるようになっている。
お腹が空いた時に食べられる用に近代デパートが誇る飲食店がキッチンカーで何台も出店している。
「待ってて、すぐに着替えてくるから。」とヒョクとドンヘが自分達の部屋に走り出す。
ハルも「ママ、ハルちゃんもお着替えする。」と言って俺を急かす用に手を引っ張って自分の部屋に急ぐ。
「着替えて来ますね。」と俺が大広間をあとにする。
「お前達も行きたいよな。」ヒチョル副首相が甥っ子達にきいている。
もちろん、甥っ子達は" うん。" と頷く。
「じゃ、待ってろ。俺も着替えてくるから。」
「俺達もキッチンカーの料理を食べてみたいから着替えて来ますね。」と首脳陣も大広間から出て行ってしまう。