ヒョクとドンヘを迎えに学校に行っているシウォナを除いたメンバーで家に帰って来る。
家に帰って、リビングのソファーに座ろうとしていると、ハルがトコトコとやって来て、俺のお腹を見上げている。
俺は何をするのかと思ってハルを見る。
すると、ハルが
「初めまちて、ママのお腹の中にいる赤ちゃん。」 ちゃんとお辞儀をしてくれている。
「あたちは、ハルといいまちゅ。」
「あのね、赤ちゃん。あたち、赤ちゃんのお姉ちゃんになりまちゅ。」
「あたち、お姉ちゃんになりたかったので、とっても嬉ちいでちゅ。」
「あたち、いいお姉ちゃんになりまちゅ。」
「うんとね、ママのお腹から出て来てくれるのを、あたち、楽ちみに待っていまちゅ。」
「早く、会いたいでちゅ。」
「それまで、元気でいてね。バイバイ。」と俺のお腹に手を振って、もう一度ペコリとお辞儀をしている。
俺はおもわず、ひざまづいてハルを抱き締めていた。
「ハル、ありがとう。赤ちゃんもきっと喜んでいるよ。」
「ホント?」
「うん、本当。ありがとうね。」
「……」
「赤ちゃんも、ハルの様なお姉ちゃんがいてくれて、きっと嬉しいと思うよ。」
「ホント?」っと言って俺の顔を見る。
「よかった。ママ、ハルちゃん、いいお姉ちゃんになるね。」さっきは、自分のことを " あたち "って呼んいたのに、今また" ハルちゃん " にも戻っている。きっと、お姉ちゃんぽっく見せたかったのかな?
とにかく、ハルの可愛いご挨拶に俺はもう一度、ハルをギュって抱き締めた。
ハル、俺こそ、ありがとう
俺も、ハルに元気な赤ちゃんを見せれるように、健康に気をつけるね。
そんな俺達を、お義母様達が優しい眼差しで見守ってくれている。