「それでは、各くクラスの担任の先生を発表をしたいと思います。」ジョンス首相が自分でドラムロールの効果音を出している。


俺もヒョクとドンヘの担任の先生のことがものすごく気になっていたから、この発表を待っていた。

どこの小学校も、1年生の担任にはかなり気を使っている。

それは、この新入生としての何週間がその生徒のその後の学校生活を大きく左右することになるから。

その期間に学校が嫌いになったり、勉強が嫌いになったりする場合がある。

小学校は担任の先生が殆ど教室にいて、基本担任が全教科を教える。

先生と生徒の結び付きが、中学校や高校と比べて格段強いものになっている。

それ故に、1年生の担任はベテランの先生や若くても優秀な先生がなることが多い。

果たして、どんな先生達がこの新入生達を受持ってくれるのか……




「まず、太陽組☀️は、イ・ヨンエ先生。」

舞台上手よりイ・ヨンエ先生が登場し、客席に向かって一礼して☀️が描かれたクラスの旗の横に立った。


「美人だな。」正直過ぎる感想をシウォナがポツリと漏らす。

俺が、客席の父兄を見渡して見ると殆どの父親がシウォナと同じ感想なのがわかった。

それぐらい顔がポーってなっている。


「次、月組🌙、チャン・ドンゴン先生。」

この先生も先程のイ・ヨンエ先生と同じように一礼をしてクラスの旗の所へ。


「カッコいい!」という声と同時にどよめきが場内にいる母親達から起こる。

お義母様もつい「ウチの担任じゃないのね、残念だわ。」と小声で言っている。



「次は星組⭐、担任の先生は、ソン・スンホン先生。」


「あら、この先生も素敵。」とお義母様が母親達の心の声を代弁している。

「迷うわ。」" 何を迷うんですか?" と思わず突っ込みたくなってしまった。



「次は、雲組☁️。ハ・ジウォン先生。」


「この先生も、若くて可愛い。」シウォナが多くの父親の本音を代弁している。



次は、いよいよヒョクとドンヘの担任の発表だ。

お義母様の「いよいよね。」

シウォナも「美人かな?可愛いかな?俺は・・・(チラッと俺の方を見て)男がいいな。」と的外れな事を言っている。



「さぁ、最後、虹組🌈さんの担任の先生は………誰でしょう?」

ジョンス首相の言葉に、俺達は前に崩れそうになる。



「さぁ、気を取り直して、改めて虹組🌈担任は、イ・ソジン先生~です。」


にこやかにイ・ソジン先生が登場する。

月組のチャン・ドンゴン先生や星組のソン・スンホン先生とは違うけれどこの先生もカッコいい。

お義母様も「合格!」と言っている。

なんの「合格!」なのかよくわからないけどね(笑)


イ・ソジン先生がクラスの旗の所に立つと改めて5人の先生方が客席に向かって、次に生徒達に向かって一礼する。