あの伝説のUMA GROUP から俺に誕生日プレゼントが届いた。

俺達が驚いているのとは対照的にいたって普通の集団が………いた。



🐧「大きい🐴さんだ!」

🐯「🐴だ。」

🐧「もう、大きい🐴さん、プレゼントはいいって🐧ちゃん言っていたのにわかってないな。」

😺「🐴の野郎、お前のことが心配だったんじゃないか。」


俺は、俺達と違う反応の🐧ちゃんに「ねぇ、🐧ちゃん、UMA GROUP って知ってるの?」って聞いてみた。


🐧「知らない。でも、ウマっていうから大きい🐴さんだよ。」

😺「なんだ知らないのかよ。よくそれで一緒に住んでるな。」



「えっええ~。🐧ちゃん、そのUMA GROUP の人と一緒に住んでいるの?」と俺は思わず大声を出してしまった。


🐧「人じゃないよ大きい🐴さんだよ。」と噛み合うような噛み合わない答えが返ってくる。


UMA GROUP  って伝説っていうか、韓国のあらゆる産業の精通していて、韓国の10大財閥に入るんじゃないかと言われている。もちろんシウォナの実家の近代グループも10大財閥の一つではあるけれど。その中心人物を誰も見たことがなかったから、実在の人物じゃないんじゃなくてAIじゃないのかっていう都市伝説があるくらいで、だから俺もシウォナも経済界に太い人脈を持つお義母様も驚いていらっしゃる。


「この化け物とUMA  GROUP が知り合いだなんて信じられない。」とお義母様が思わず本音を漏らされたけれど俺も同じ意見だ。


🐧「だから、もう、何度も言っているのに。🐧ちゃん化け物じゃなくて🐧ちゃんだし、UMA  GROUP じゃなくて大きい🐴さんなの。」


「取り敢えず、このペンギンはVIP ね。」とお義母様の手のひら返しの反応に俺とシウォナは苦笑いだ。

ヒョクとドンヘもお義母様のあまりの変わりように驚いている。


😺「🐧の野郎だけなんておかしいじゃないか。」

🐯「そうだ、そうだ。」

🐷「ごちそうが同じだったらいいけど。」

👦「僕も一緒だよね。」

🐧「🐧ちゃんだけ、VIPいいでしょう。」

🐴「そんなことを言ってはいけません。」

🐧「チェ、つまんないの。」

🐧ちゃんが小さい🐴にたしなめられている。

もしかしたらこの小さい🐴がUMA  GROUP なんだろうか?でも、もしそうだとしたら🐧ちゃんのことだからきっと「UMA  GROUP はこの🐴さんだよ。」って言っているから違うのだろう。



俺は、お義母様以上に今の状況が把握出来ていないけど、とにかくキュヒョにゃん達と🐧ちゃん達を俺の誕生会に招待することを、お義母様にこのどさくさに紛れてなんとか無理やり認めさせることが出来た。

お義母様は、ずっと上流社会で生活されて来たから権威という物に弱い。

今回はまさにそのパターンに当てはまる。


「すみません、なんかバタバタしてしまったけど、俺とシウォナが朝SJマートで買って来たお惣菜で、みんなで一緒にお昼食べて、俺の誕生会の準備手伝ってもらえませんか?」と提案してみる。


《SJマート》というワードが子供達もキュヒョにゃんとシウォにゃん、なによりも🐧ちゃん達の心を捕らえたのか、思いのほかすんなり頷いてくれる。


🐧" もしかしたら、今日はギュッタンの誕生日だからレジ袋あるかも。"

🐥🐷🐴" L.S.S. のレジ袋あるかも。"



「あら、キュヒョンさん、チャッカリしてるわね。」



「ねえ、あなた、こんぎゅたんでしょ?」

「うん、僕、こんぎゅたん。でも、どうして僕のこと知っているの?」

「あのね、ハルちゃんねクリスマスの時に夢を見たの。その夢に🐧ちゃん達とあなたも出て来たの。その時にあなたに" あなた誰?"って聞いたら" こんぎゅたん" ってお名前を教えてくれたの。」

「ふーん、そうなんだ。」

「えっと、私はハルちゃんっていいます。」

「ハルちゃん。」



ハルがあの男の子こんぎゅたんのことが気になるのか、さっきからずっと話しかけている。



😺「おい、見てみろよ。あのチビ、ハル王女とベッタリだな。」

🐯「ズルい。」

🐧「………ちょっと行って来る。」

🐴「どこに行くんですかあ?変なことしないでくださいよツ。」



🐧「ダメ!離れて。こんぎゅたんは🐧ちゃんチの子なの。」



 👦「………」困った顔をして🐧ちゃんとハルの顔を交互に見ている


🐧「行くよ、こんぎゅたん、みんなの所へ。」そう言ってこんぎゅたんの手を掴んで連れて行こうとする。


「🐧ちゃんごめんなさい。ハルちゃん、こんぎゅたんとお友達になりたかったの。こんぎゅたん、またあとでね。」とハルがこんぎゅたんにバイバイと手を振っている。


👦「うん。」


🐧「こんぎゅたんは、🐧ちゃんと同じギュペンだからね。わかってる?」

👦「わかってるよ。僕は🐧ちゃんと同じギュペン。」

🐧「だったら、ギュッタンに似た王妃様のそばにいなきゃダメだよ。あの子のそばはダメだからね。」

👦「ふーん、そうなの。わかった。」

🐧「それから、こんぎゅたんは🐧ちゃんのそばにいなさい。いい?」

👦「あい。」