到底自分の判断できる範疇を超えている事に

セカンドオピニオン、考えました。

 

実際近隣の病院、隣県の有名な病院・医師の検索。

医療関係の友人たちへの質問。

しました。

 

そしていくつか候補も考えてはいました。

 

ただ実行はしていません。

 

その理由の第1は担当医としっかり話せた事です。

診察②の時に気になっている事全て質問しました。

 

私の担当医はなんというかパワーある人で

なんかポジティブオーラのすごい人で(語彙なくてすみません)

ホンマに大丈夫かいな、と不安がりの私は疑ってしまうけれど(笑)

当初いきなり「手術」と言われた事に不審や不安はあったんですが

質問に対する答えはポジティブワード多めながらちゃんとリスクについても答えて下さり、

質問も尽きるまでじっくり時間を取ってくれて。

何と言うか言葉で表現するのは難しいですが

信頼できたと言うか、任せようと思えたんですよね。

 

結局最後のところは人としての信頼や相性だと思います。

 

有名医師と違って担当医の手術実績はネットでは見受けられないし

病院の年間症例数の少なさなど不安はありましたが、

元々地域の中核を担う総合病院にいらした事や

最初にMRIを撮った病院の先生が「聴神経なら」とすぐに名前を挙げられた事、

少ないながら聴神経鞘腫に関する発表?論文?を出されていたので

ある程度の手術経験もあるだとう、と。

 

色々総合して、手術するならこの先生にお任せしようと思えました。

 

なのでもしセカンドオピニオンするなら放射線治療が可能かどうか。

 

 

セカンドオピニオンしなかった理由の第2は

自分でちゃんと「手術」という選択肢にいきついた事です。

 

一番望むのは経過観察 → 自然消滅ですが、まぁ、確率低いだろうと。

どちらかというと大きくなる可能性の方が高い。

 

となると大きくなった場合出てくるかもしれない症状、

前庭神経によるバランス感覚のくるい、

顔面神経による顔面麻痺、

一番は脳幹方面へ大きくなって最悪生命維持に支障が出る、等。

(さすがにその段になるまでの放置は無いと思いますが)

 

つまり経過観察可能であってもそこに不安は消えないだろう、と。

 

髄膜腫の可能性が残っているのも手術選択の一つでした。

髄膜腫ならばほぼ全摘出でき、わずかでも聴力回復の可能性がある。

 

また担当医の考えではありますが、髄膜腫には放射線は効かないということ。

(逆にいくつかのサイトで有効とされている先生も見受けられます)

担当医はなるべく脳に強い放射線をあてたくないという考えもあったようです。

 

わたし自身放射線が万全であると思いませんでした。

放射線はあくまでそれ以上大きくしないようにするもの。

一時的に腫瘍がふくらむ事もあるようだけれど、その影響は出ないのか。

悪性化の可能性や、やっぱり手術となったときの難易度。

 

どれを選んでもリスクはある。

 

もっと言えば、どの選択をしても私は多少の後悔をするだろうと思ったのです。

 

きっと100%無症状だった頃に戻ることは無い。

聴力は多少回復できたとしても100%にはならない。

いづれにせよ何かしら小さくとも後遺症(合併症)が残る可能性もある。

別の選択をしていたらどうだったのか、というのはどれを選んでも必ず頭をよぎる。

 

なら手術でいいのではないか、と

 

手術をするなら腫瘍が小さいうち、症状の少ないうち、少しでも若いうちがいいだろう。

 

と色々考えましたが、全て自分を納得させるための思考ではあります。

 

ここまで書いて何ですが、

結局流れに身を任せたと言うのが正解かもしれない(笑)