最近お米が不足しているという報道が多く、お客様からもお問合せを多く頂きます。

確かに、令和5年産米は、高温の影響を大きく受けてしまい、収穫は出来たものの、実際に籾摺りをしてみたら中身が入っていなかったという声や、玄米を精米してみると歩留まりが悪く、例年だとヌカが9~10%程度だったものが、令和5年産米は12~13%程度になってしまい、それだけで3%も減ってしまっているという声があり、例年通りの量を確保していても不足気味になってしまうことはあると思います。

お米の消費量も、とっても嬉しいことにここに来て上昇傾向にあり、その分が数パーセント伸びただけでもお米の在庫量を大きく動かします。

 

農家さんに契約栽培して頂いているお米は、例年通りの確保を行っており、直接のお取引なので価格変動もなく、安定した供給が出来ておりますが、購入しやすい価格帯のセール米や業務用米などは、玄米在庫の不足感から、大幅に玄米価格が上がっており、新米まで持たせようと買いも多く、コメ相場が高値で推移しています。

 

つまり、不足気味のお米も確かにありますし、そうではない安定した供給が出来ているお米もある、というのが実情だと感じます。例年にはない動きをしているというのは事実だと思います。

 

大手米卸さんにお話を聞くと、お米を供給する責任があるので、お米を切らさないように、価格が上昇してもお米の確保を止めずに買い進めてこの令和5年産を乗り切り、新米をいち早く確保できるように栽培現場まで見て、調達に動いているそうです。

米を扱う業者として、その姿勢をとても誇りに思いますし、本当にありがたく思います。

量の大小はあれど、私達も思いは同じで、お米を切らさずにしっかりと新米まで届けていきたいと思っています。

 

どちらとも言えない回答で大変恐縮ですが、それが素直な現状で、どちらの側面もあると思います。

私達が直接米農家さんにお話を聞くと、在庫に余裕があるという農家さんも多くいますし、逆に、高温の影響で収穫量が足りずに取引先に数量調整をかけている農家さんもいらっしゃいます。

米処 結米屋では、年間通して多くの農家さんと直接お取引を行っており、良質なお米を安定価格でお届けすることが出来ていますので、安心して、令和6年産新米までお越し頂き、マイスター厳選米をお楽しみ頂ければ幸いです。