新潟方面に向かったら、絶対に寄ってしまいたくなるのが、秘境の地と言われるほど、日本有数の豪雪地帯として知られる棚田米の産地 越後松之山。生産者の高橋さんは、100年以上続く棚田の田んぼを守り続ける農家さんです。

越後松之山の田んぼは、一つ一つが大変小さく、山間の段々に位置するので、栽培には非常に手間暇が掛かります。それだけではありません。高橋さんは、次世代に「環境にも配慮した米作りのバトンを繋いでいきたい」と、無農薬、無化学肥料栽培でお米を作っています。それだけではありません。高橋さんのこだわりはさらに続きます。棚田の無農薬・無化学肥料で栽培したお米を、天日干しのはざ掛け乾燥にし、ようやく我々結米屋の元にたどり着きます。

今年は、結米屋のために、こしひかりBLではなく、原種と言われるこしひかりを使って栽培を行って下さり、全国どこのお店にも出回ることのない米処 結米屋オリジナルのお米が届きます。

 

無農薬、無化学肥料栽培は収穫量が少なく、ましてや、棚田の小さな田んぼで栽培されるため、生産コスト面でも非常に割高になってしまいます。それでも、食べて下さるお客さまの為にも…と丁寧に栽培を続けて下さる生産者の高橋さんの思いをしっかりと受け止め、今年もお客様にお伝えしながら販売して参ります。

 

周囲の田んぼが台風の影響で稲が倒れ気味だったにも関わらず、高橋さんの田んぼはピンッと真っ直ぐ天に向かって伸びている姿が印象的でした。新米はもう少し先ですが、楽しみに待っています!