飛騨高山のプレミアム米の生産者の一人でもある森本久雄さん。

飛騨高山でお宿「もりもと」を営む店主でもあります。

飛騨高山の産地訪問の目的の一つに、世界で一番美味しい自家製コシヒカリが食べられるお宿「もりもと」さんのご飯が食べたくて食べたくて、お伺いしました。

http://oyadomorimoto.info/CCP.html

 

まず、お伝えしたいのが、「本当に本当に美味しかった!感動した!」の言葉です。美味しさの理由は後述しますが、どんな言葉よりもまずお伝えしたいのが、その美味しさとご飯を食べる楽しさが伝わるお宿「もりもと」さんのお食事であったということです。

 

お宿「もりもと」さんで提供されるお米は、全て自家製で、栽培方法にこだわり、特別栽培米で且つ独自の肥料を加えて作っています。森本さんのお米は、様々なコンクールで受賞をし、飛騨コシヒカリプレミアム米にも認められ、さらには食味値がコンクール史上最高値をマークした実績があるほど、その食味の高さは自他共に認める評価の高いお米です。

そして、精米にもこだわります。お米の温度が上がらず、優しく圧力が掛からないように精米を行ってくれる循環式精米機を使用し、2時間掛けて10kgを精米しています。

さらには、お水にもこだわりがあります。通常美味しくご飯を炊飯するには、硬度30度以下の軟水のミネラルウォーターをオススメしていますが、森本さんのお宿では、硬度0.2度の軟水をわざわざ汲み上げに行き、炊飯用として使用しています。0.2度の軟水を実際に飲ませて頂きましたが、滑らかで口当たりが良く、スーッと吸い込まれるようなのどごしの良さで、とても贅沢な味わいでした。

まだまだこだわりは続きます。精米したお米を丁寧に確認し、割れたお米を取り除きます。

そしてやっと炊飯にたどり着きますが、ここでもこだわりがあります。ガス釜も炊飯用の土鍋釜も高級炊飯器も全て試して、どの炊飯が一番美味しく炊きあがるのかを研究し、行き着いたのが1合釜飯用の羽釜でした。水分量も計算し、羽釜に入れて、驚くほど分厚い檜の蓋を上に乗せて、しかもしっかりと蓋が閉まるように木に羽釜の枠の大きさに合わせて切り込みを入れて、ピッタリ密着させて炊飯スタート。30分の燃料が消えるまでしっかりじんわり火を掛け、5分蒸らして、一度かき混ぜて、さらに2分蒸らして、ご飯の炊きあがりです。

 

食べる前にはこのお話を聞かずにまず食べてみて、その美味しさを実感してから、どれだけのこだわりを持ってご飯を炊いてくれていたのか、知りました。美味しさにはそれだけの理由があるのだと改めて実感しました。本当に感動しました。

羽釜で炊き上げるご飯は、精米具合によっても様々変化をし、モチモチ、しゃっきり、同じお米でも味わいが異なり、本当に美味しくて楽しくて幸せな時間でした。

 

究極のお米が味わえるお宿「もりもと」さん。ぜひ一度その感動、幸せを皆さまにも味わって頂きたいです!