刑事の方からよく聞く「現場100回」。事件の解決のためには、現場に何度となく通うことが必要であるということですが、ここ10数年、田んぼに通う中で、私の米屋人生も「現場100回」だなぁとしみじみ思います。どれほど多くの田んぼに伺い、実際に見て、触って、農家さんにお話を聞いて、現場(田んぼ)に通うことで、農家さんそれぞれの違いやその田んぼの良し悪し、地域性など、様々なことががわかるようになりました。

米屋としての経験や知識はまだまだ足りないのですが、現場に通った経験はこれまでに200以上ともなり、この「現場100回」の考えが私の米屋としての礎になっているのだとしみじみ思います。田んぼに通い続けて見聞きしたその思いをお客様に届けることが米屋としての責任だと考えますので、これからも現場(田んぼ)に伺い続けていきたいと思います。

冬場の栃木矢板の田んぼの帰りに見た2時間サスペンスの影響を受け過ぎですが、「現場100回」、とても素敵な言葉に聞こえる今日この頃です。



現場100回、その気持ちを忘れずにいなくちゃと思います。