小さな改革 | 【 広島|アートフラワー&カリグラフィー・メークアップ | 井植理衣 】

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日々の実体験を通じて、“リアルな気づき”や”役立つ情報”をシェアしています。
「生まれてきてくれてありがとう」をコンセプトにフラワーアート活動。高齢出産二児のアラフィフ母。


私の幼少期
まだ幼稚園に上がる前の仲良しのお友達は
マー君でした


「マー君は、アーアーヴェーヴェーしか
言わんのよ」と、
私は母に言っていたそうです


マー君は
自閉症で言葉が話せませんが
IQは、それはズバ抜けて高かったそうです


言葉が話せない私達ですが
心は通っていたんだと思います


いつも、私はマー君が気になり
私の母が今でも言うのですが
「運動会のかけっこで
後ろに走っていたマー君が転んでね、
りえは、マー君を助けにいって
一緒にゴールした仲良しさんだったよ。」って。
マー君は、私にとって
大切な友達だったのだと思います


そのうちマー君は
遠くに引っ越してしまいました


今でもたまに
「マー君どうしてるかな?
元気でマー君がやりたい事やって
幸せな気持ちでいますように!」って
思うのです


そして
小学校に上がった私は
理由は知りませんが
先生から、クラスの発達障害を持った
二人の女の子の
りかちゃんとかずえちゃんの
お世話係を頼まれました


二人とは、学校から帰っても遊ぶほど
とても仲良しになりました


ある日
クラスのやんちゃな男の子が
かずえちゃんのまわりに
ワイワイ集まっていて
気になって覗きに行くと
ありえない事が起きていました


かずえちゃんの指に
ホッチキスを刺して
反応を見て楽しんでいたんです!!


私は
自分がされたら嫌な事を何でするの!!と
激怒して、すぐにやめさせ
すぐさま先生を呼びに行った事を
鮮明に覚えています


かずえちゃんは
痛くて痛くてたまらないだろうに
優しい笑みを浮かべながら
その瞳の奥には
痛さを我慢していたこと
今でも忘れられません


それから、3.4年生になった時のこと
クラスの中で
6つの班に分かれる事になり
班長を立候補により決めて
班長が自分の好きな人から順番に
指名していくという方法を
先生方が決めていたんです


私は仲良しのお友達とも一緒になることなく
最後から数えるくらいでした
そして、毎回最後に
りかちゃんとかずえちゃん
おとなしい子


最後から数えるほどになってきた子の
表情は、悲しそうな顔になっていきます


この状況が数回続き
この最後に残る人の気持ちを何とかしたい!
どうやったら
現状を変える事が出来るんだろう!?と
必死に考えました


そこで、私が取った行動は
自分が班長に立候補して
離れ離れみたいに感じていた
仲良しのお友達を一番に
そして、りかちゃんとかずえちゃんが
最後にならないように
早く指名したことでした


次も立候補して班長になり
順番に、今迄最後に近かった子が
少しでも早くなるように考えました


小さな私に出来た事はこの方法でしたが
今の私なら、先生に
別のより良い方法があるんじゃないか?と
話しに行っていると思います
何で、あの時おかしいと
言いにいかなかったのか!?
後悔はあまりしない性格ですが
これは思う事です


班長になると
いつしか
私が班長にならなかった時には
早く指名されるようになった変化も
感じました


先日、テレビで
いじめにあっていた男の子が
このままじゃいけないと思い
自分を変えようと
学校で前に出る勇気を持って
立候補していったら
変わっていった!!と言っていて、
同じだ!!と思いました


我が子や困っている方がいたら
サポート出来ると思う
一つとなりました


今の時代に
このグループ決めの方法は
流石にないだろうと思っていたら!
なんと
息子の学校の授業で起きていました


悲しい気持ちを経験すると
人の痛みを知り
人の気持ちに
寄り添いたいと思う事が出来たり
自分を変えていこうと思うきっかけに
なるとも思います
しかし
自分を変えていける子
難しい子
それぞれです
小さな子供達には
まだまだ大人のサポートが
必要な時でもあると思うのです
様子を見ながら
サポートが必要かどうか
判断していこうと思います


そして
子供の世界だけでなく
社会全般にも言える事
人の気持ちに寄り添いたいと思う心を
大切にしていきたいです♡