児童相談所設置、税収増、開かれた区政と情報発信 | 前目黒区議会議員 鴨志田リエ オフィシャルブログPowered by Ameba

前目黒区議会議員 鴨志田リエ オフィシャルブログPowered by Ameba

鴨志田リエ オフィシャルブログ「前目黒区議会議員 鴨志田リエ」Powered by Ameba

日々の活動は「鴨志田リエ公式ホームページ」をご覧ください。

http://www.r-kamoshida.net/

 

平成31年度予算委員会の総括質疑で6項目について質疑しました。

※質疑応答は目黒区議会ホームページをご覧下さい。

 

1 都区制度改革と児童相談所設置について2点について質疑いたします。

⑴  都区制度改革について、私は、平成20年から質疑して参りました。

都区制度改革を進めることとなる事務事業の見直しの1丁目1番地が特別区の児童相談所設置でしたが進展がない中で、国の法改正により特別区設置が可能になりました。 

昨年3月の目黒区の児童虐待死を受けて、私は同月の予算特別委員会で、児童相談所設置に対する都側の姿勢について質疑したところです。区長からは財源、権限、人材に関し、都知事は抽象的な回答、ある意味前向きではなかった、とのご答弁でした。他区では児童相談所設置に向けて大きな動きがある中、その後、児童相談所の設置について都側の考え方に進展があったかを、お伺いいたします。

【区長】

23区区長会から小池知事へ児童相談所設置の協力を要請し続けているが、全く進展が無い。

 また、都は受動喫煙防止条例の概要を決定し、23区へ協力要請しているが、詳細は全く示されず、規制を実施する現場は困惑している。

 

⑵  児童相談所を目黒区に設置するには、数々の条件が高いハードルになっています。保育所は、国、都の規制緩和により新設が進んだ経緯があり、児童相談所設置要件の規制緩和を促すよう区長会で議論してはいかがでしょうか。

【区長】

 児童相談所は初期投資に40億円、年間維持費に10億円を要する。400坪の区有地を確保することも厳しい。

 

2 目黒区は人口増と共に納税者が増加し、31年度予算では区民税収が450億円と過去最高となりました。

 区民税収が豊かなトップは港区、次に渋谷区と続きます。両区とも、元々、高級住宅街を有していましたが、特に港区は民間主導で高額納税者向けの集合住宅を次々と建設し、選ばれる街となりました。中央区は湾岸沿いにタワーマンションが次々と建設され、人口増と共に区民税収が増加いたしました。

 目黒区も民間主導で集合住宅や1戸建てが次々と建設され、目黒区の住宅を購入するには高額なことから区民税収額が過去最高となりました。民間力が選ばれる街目黒に大きく貢献していると言えましょう。

税収増をどのように分析するか考えをお伺いいたします。

【区長】

 景気が上向き、区民税収の増加は平成29年から続いている。今後の世界情勢で景気の後退が懸念される。強固な税制基盤の確率を目指す。

 

3 開かれた区政と情報発信ついて

目黒区公式ホームページは見ずらい、検索しずらいと議会から多数の指摘があり、昨年ホームがページリニューアルされ、より探しやすく、分かりやすくなりました。スマートフォンの普及で手元にパソコンを持つようになり、情報を取得しやすくなり情報化社会はさらに進むこととなります。

本区は積極的な情報発信に努め、説明責任を果たし、区政運営における公正の確保と透明性の向上を図り、区政への区民参加を促進して開かれた区政運営を進めてきた、と記されています。

開かれた区政には情報発信が肝要ですが、タイムリーにホームページが更新されていない項目が散見されます。

例を挙げますと、選挙人名簿登録者数は目黒区議会議員選挙を目前とした今、注目項目です。選挙管理委員会のホームページには30年12月1日現在の登録者数がアップされていますが、行政情報~開かれた区政~目黒区オープンデータ~公開中のデータの選挙人名簿登録者数の推移は28年までしか無く、更新されていません。

逆に、監査については行政情報~開かれた区政~監査で、監査結果を平成30年度実施の最新情報をアップしていますが、監査事務局のホームページの更新日は2016年7月22日(3月6日現在)と約1年半前で、監査結果は平成28年度実施までと更新されていませんでした。私の更新がされていない指摘で、開かれた区政と監査事務局のホームページはただちにリンされました。この様な例は多々あると思われます。

リンクを貼る作業は造作ありませんが、1ヵ所に情報をアップすると他方のページにアップ、リンクを貼ることを忘れがちのようです。

そこで3点お伺いいたします。

⑴  開かれた区政とは区民に開かれていることを意味し、情報をタイムリーに随時得られる事が開かれた区政ではないでしょうか。情報発信とホームページ更新、リンクについて各部局を精査し、今後の指針を定めてはいかがでしょうか。

【企画経営部長】

 ホームページ更新は各課が担当すし判断するために更新時にバラツキが出る。タイムリーに更新できるよう実効性を高めてゆく。

 

⑵  監査委員の目黒区各会計歳入歳出決算等監査意見書は8月末に区長へ提出、議会へ配布されます。議員には9月の決算特別委員会の要となる資料です。平成29年度意見書がホームページ上にアップされたのは、8月に区長へ監査委員が意見書を提出した写真と共に30年10月10日でした。意見書が自分の手元にない場合、ホームページを検索しても10月初旬まで公開されていない状況です。先ずは、意見書のホームページアップが10月である理由をお伺いいたします。

【代表監査】

 先ずは、ホームページを更新していなかった指摘に礼を申す。監査意見書は9月議会の議決後にアップするのが通例だ。

⑶  監査意見は区長に対するものであると共に、議会、区民、ひいては社会が共有すべき内容です。私は、監査委員会の存在感を高めて頂きたく、意見書の議会提出と共にホームページ上にアップすべきと考えますが、見解をお伺いいたします。

【代表監査】

 自治法上の規定もあり、今後検討する。