多摩少年院を視察。一人年間600万円 | 前目黒区議会議員 鴨志田リエ オフィシャルブログPowered by Ameba

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日本に53の少年院があり、目黒区更生保護女性会で視察した最も古く最大規模の多摩少年院は大正12年に発足しました。

 

少年院は、おおむね12歳から20歳までの少年を収容し、多摩少年院17歳6ヶ月以上〜22歳までの男子少年を収容しています。

 

犯罪件数の減少と少子化で、多摩少年院はかつての200人から現在は130人を収容し、その内、外国人少年は日本語可に限り3人を収容しています。

 

一番多い犯罪は窃盗から詐欺へ、職業指導のメインはコンピュータへと変わりました。

予算を聞くと、一人年間600万円✖️収容人数で管轄は法務省です。

法律で1日の食費は585円と決められています。

育ち盛りに食費は少ないので畑を耕して食材に当てています。

 

出院後の就職先が課題ではと聞くと、最近は引き受ける企業が増え、院の体育館で就職オリエンテーションが実施されるようになりました。

また、出院後に地域で保護観察に当たるのが保護司であり、犯罪の少ない社会づくりに貢献しているのが更生保護女性会です。

 

同窓会はあるかと聞くと、互いの住所や連絡先は教えないよう指導しているとのこと。

 

写真は多摩少年院の玄関へ向かう坂で、入所時は「地獄坂」出所時は「極楽坂」と少年達は名付けているそうです。

 

地域に開かれた少年院を目指し、運動場や体育館を週末に解放しています。