2011.08.11
目黒区の緊急財政対策として平成24年~26年の3年間で180億円の財源確保をする案を8月9日の議会運営委員会で受けました。
607事業の見直しシートをファイルすると高さ12センチになり、かなり重く、議会は各会派1冊とCDが配られ、区民の皆様へは8/15日に目黒区HPで全シートを公開し、概略を区報でお知らせします。
意見は8/29日締切りですが、その後も随時受付けます。
昨日10日は4つの常任委員会別に緊急財政対策の説明と質疑応答がありました。
私が委員長を務める都市環境委員会の見直しで大きかった項目です。
・区有地の売却の一つ JR跡地
・エコプラザ2ヶ所を1ヶ所へ統合
・道路整備、電線類地中化の延期
・住宅補助金の縮小
・福祉住宅建設の延期・中止
午前中は閑静な住宅街に建設中の目黒本町二丁目複合施設を視察しました。
1・2階は保育園、3・4階は高齢者福祉住宅で、土地と建設費、備品で12億円ほど。
写真左)外観 写真右)単身世帯用
完成後の年間維持費は1億円を越えます。
高齢者福祉住宅の単身世帯は33㎡で室内は緊急センサー付。所得の低い方は月2万円ほど。
12名の入居者をサポートする方(年400万円)が日中常駐します。
目黒区の財政難はハコモノを多く建設した結果、その年間維持費が財政を圧迫していますが、高齢化が進む中、高齢者福祉住宅は必要。待機児童対策に保育園も必要。
老朽化した学校、保育園、住区センターの改築は必要。
税収は減り、交付金は減り・・・は、どの自治体も同じです。
今回の緊急財政対策は目黒区民の生命・健康・財産に大きく影響する事業は省き、行革と財源確保を目指した案です。
知恵を絞り、ピンチをチャンスに変えてゆきます。