刷新めぐろ 幹事長あいさつ | 前目黒区議会議員 鴨志田リエ オフィシャルブログPowered by Ameba

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2011.08.02

「めぐろ区議会だより」に掲載した私の幹事長あいさつです。

目黒区政と議会を刷新し、ピンチを改革のチャンスへ!

 政権与党となった民主党の初の統一地方選挙は全国的に厳しい結果となりました。去る4月の目黒区議会議員選挙において民主党は現職6名、新人6名の計12名を擁立し、民主得票数は前回と比較し微減でしたが、当選は現職女性4名、新人男性1名に留まりました。
 前期7名の第2会派「民主・区民会議」から、2議席減の5名での第3会派としてスタートに際し、国政に左右されず、目黒の地域に根ざした政策を実行し、地域主権を実現する。そして、目黒区政と区議会を刷新する決意を込め、会派名を「刷新めぐろ」としました。
 目黒区議会は来年80周年を迎える中で、民主区議単独で会派を初結成したのは4年前の改選時、本年で5年目となります。メンバーは6期・5期・4期目のベテランに2期・1期目の子育て世代と、各年代層の声を反映すべく会派構成となりました。

 現民主党の結成は平成10年と、その歴史は浅く、国政においては衆議院で300以上の議席を有していますが、地方議会における議席数は第4党と地域での基盤の充実が結党以来の課題であり、また、地域の現場の声が国政へ届きにくい点も課題です。住民に最も身近な地方議員の声が党内政策や党運営へ反映されるよう取組んで参ります。

 5年前に目黒区議会の政務調査費の使途が問題となり、「目黒から変える」意気込みで改革に取り組みました。そして「目黒ショック」として全国に波及し、全議会で政務調査費に領収書の添付が義務付けられ、税金の使途の透明性を高める等、議会改革につながる結果となりました。
 今回は財政危機の「目黒ショック」に直面し、「なぜ、目黒が急に」の疑問は誰もがお持ちと思います。
 近年、区民キャンパスと新庁舎の取得、大型公園整備、小中学校・保育園整備、資源の分別回収など、目黒らしい施策を展開し住民サービスの充実を図ってきましたが、この数年で区の貯金が1/3近く減少しました。
 区民税と都の交付金等が大幅に落ち込み、従来の行政運営と住民サービスを確保する場合、貯金を取り崩しての予算組みとなりますが、貯金残高の低い目黒区は3年で貯金が底をつくため、毎年の収入の範囲内での行政運営を行い、貯金を確保するよう、昨年より財政健全化へ懸命に取り組んでいます。

 東京23区は財源が豊かな分、住民サービスの水準が高く、しかし、景気回復が見込めない現状では、目黒区と同様の財政問題を数年後に抱える区が大半となります。
 大ピンチでありますが、刷新のチャンスと捉え、改革を実行して参ります。