外は雨が降っています。
 
明日は相当暑くなるようですが、 
 
今日は肌寒いです。
 
足が冷える私と次女は湯たんぽを寝床に持ち込みました。
 
足が冷えると眠れませんから。
 
 湯たんぽで思い出す事があって、
 
父が亡くなる前に家で療養中、
 
足が冷えて可哀想でした。
 
まだストーブをたく季節ではありませんでしたが、
 
湯たんぽ入れてあげなよ、
 
と母に言うと 
 
「湯たんぽなんかまだ要らないよ」 
 
と言い返されました。 
 
私は季節の問題じゃないんだよ、
 
と思い、
  
押し入れを漁って湯たんぽを引っ張り出してお湯を入れ、
 
父の布団の足元に入れてやりました。
 
「ああ、温かいなぁ。」 
 
と、父の顔が緩みました。
  
とにかく苦痛なく快適に過ごさせてあげたいと思っていました。 
 
ですが、 
 
実際に毎日24時間一緒にいるのは母です。
 
翌日また私が様子を見に行くと、
 
父の布団の足元には冷たくなった湯たんぽがそのまま入っていました。 
 
母には湯たんぽ入れてある事を伝えておいたのですが、 
 
気にしていなかったようです。
 
父も母に取り替えて、  
 
と要求する事は無かったようです。 
 
 でも、
 
 私は母の思いやりの無さに腹を立てていました。
 
今思えば、介護経験など全く無かった母に、
 
父の介護など出来るはずがなかったのです。
 
そんな思いが私の中には「しこり」みたいに残っています。 
 
 それなのに、
  
今年の冬に母は私にこう言いました。
 
「ストーブたいてるとお湯がどんどん沸くから、夜は湯たんぽ入れて寝るの。ポカポカしてよく眠れる。」
  
思わず言い返していました。
 
「そうでしょ?だからじーじの時だって、湯たんぽ入れてあげなって言ったのに!」
 
母はバツが悪そうにしていました。
 
母を責めたって仕方ないけど、
 
看きれなくて父を病院に入れたのに、 
 
自分は 
 
「施設とか病院はやだなぁ」 
 
なんて都合のいい事言われると、
 
はぁ?《゚Д゚》 
 
って言いたくなる。
 
母が一人では暮らせなくなった時、
 
一体どうするのかは兄貴と話し合っていなくて。
 
現実逃避したくなる今日この頃。