管理職のあなた!
メンタルヘルスというと
「人事、産業医、保健師、カウンセラーに任せるしかない」
って思っていませんか?
そして
令和2年の精神障害による労災認定支給件数は
どれくらいかイメージできますか?
たしかに
疾病の度合いで、どの程度、就業ができるか評価するために「産業医」は必要です。
しかし!
メンタルヘルスは、職場のマネジメントがカギになります
なぜかというと
「令和2年の精神障害による労災認定支給件数」をみると一目瞭然!
【令和2年精神障害による労災認定支給件数】
・過去最高の608件(前年度比99件増)
→2年連続で最多を記録
◆原因◆
・上司とのトラブル294件(うち自殺16件)
・仕事の量や質に関係するもの207件
(うち自殺49件)
「上司と仕事に関すること」が圧倒的に多い!
だから
メンタルヘルス対策を会社内の「産業衛生」で考えるのではなく、
管理職・マネジャー・リーダー教育という観点から見直すことも必要なのです
会社でメンタル不調の症状を訴えている方と面接を行うと、
残念ながら、その多くは
「上司のマネジメントの不十分さ」によって発生しています
要は
上司が部下をマネジメントできていないのです
上司の方にもヒアリングを行い、
それぞれの考えていること、感じていることを洗い出すと、
「上司の持っている情報」と「部下の持っている情報」は全く質も量も異なります。
【具体的例】
・上司自身がプレイングマネジャーであること
→マネジメントしてない
・マネジャーとは何をするのかがわからないこと
・昔ながらの背中を見てついてこい派であること
・パワハラと言われるのが怖い、優しすぎる上司であること
etc…
こんな上司だと
部下は「どこがゴールかわからないまま走っている状態」で疲れきっています
メンタルヘルスを考える上で重要なことは、
「職場としてマネジメントが機能していたか」ということです。
マネジメントが機能しているかチェック項目を紹介しますが、
これ、普通に基本中の基本のことです
だけど、これが出来ていない上司が実に多いのです
【マネジメント機能チェック項目】
□部下に常に獲得してきた情報を
加工して伝達する
□チームに与えられた成果を達成させること
→そのためにチームパフォーマンスを
最大化する。
□必要な情報を獲得し、部下に配る
□進捗を管理を行い、チーム全員を同じ方向性
に導くこと。
いかがでしたか?
今一度、ご自身のマネジメントを見直してみてください
メンタルヘルスは、産業医・保健師・カウンセラーの問題ではなく、
マネジメント(現場)の問題なのです!
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