【鬼滅の刃】子どもは純粋無垢…… | [ridiaの書評]こんな本を読んだ。[読書感想文]

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鬼滅の刃(ていうか悲鳴嶼さん)が

子供というのは純粋無垢で弱くすぐ嘘をつき残酷なことを平気でする我欲の塊だ。

 

ていうの、

子どもに対する評価としては珍しいよね。

 

純粋無垢で

 

まではよく言われるけど

 

そこには

 

━━罪がない

━━悪意がない

━━企まない

━━心優しい

 

ていうのが続きがち。

 

 

 

 

 

天使ちゃん幻想とでもいうべき

 

可愛らしいもの

愛しくて守ってあげたい存在への

 

甘いイメージがある。

 

 

 

 

けれども

 

子育ての経験の有無以前に

自分が子どもだった頃を思い返してみたらわかる

 

子どもは別に天使じゃない。

 

 

 

 

小狡いこともするし

バレバレの嘘をつくし

約束は簡単に破る。

 

 

 

まあ、それは大人だってたいした違いはないけれども。

 

 

 

子どもは経験値が少ないだけに

 

大人よりも嘘が下手でごまかすのが下手。

 

 

大人みたいに雑念(知識や経験)がない分

いいことも悪いことも素直にやってしまう。

 

 

 

 

━━子供はいつも自分のことで手いっぱいだ。

 

真意はどうであれ、悲鳴嶼さんの思うようには動いてくれなかった子どもたち。

幼く判断力もなく突然の凶事に動転してしまうのは仕方がない……頭では理解していても、辛過ぎて心は深く傷ついていた。

 

 

子どもはおろかで失敗ばかりする弱い存在で、哀れな生き物。

 

 

だから仕方なかったと思うしかなかったのかもしれない。

 

悲鳴嶼さんも、あの当時はまだ10代の少年だった。

そして今もまだ20代の青年なのだ。

 

 

 

 

 

君は逃げず目をそらさず嘘をつかず素直でひたむきだった。簡単なことのようだがどんな状況でもそうあれる者は少ない。君は特別な子ども。

 

炭治郎のような嘘のない子どもはめったにいない。

だから主人公なんだと思う。

 

 

 

 

いつもどんな時も間違いのない道を進みたいと思っていますが先のことは分かりません

けど、本人も言っている通り、たまたま人や運に恵まれて正しい道を歩めているだけで、正直でまっすぐでひたむきな炭治郎でさえ、我欲(妹を守りたい、妹を優先したい)に押し流されそうになった。

 

特別なのは間違いないけれども、シミひとつない天使ちゃんでもない。

 

 

 

 

子どもは子どもだから幼稚

それは善でも悪でもない。

 

 

 

知らない。

わからない。

 

だって、生まれてからまだ数年しか生きてないから。

 

初めて見るもの

初めて会うひと

初めて体験すること

 

たくさんの初めてと、2回目、3回目の出来事。

 

 

 

すき!

きらい!

こわい!

たのしい!

 

 

小さな体には小さな引き出しがあって、そこに詰め込んだぜんぶでせいいっぱいに生きている。

 

 

 

 

その稚さが子どもで、可愛らしく思う。

 

 

 

けれども、そこがにくらしく思うこともある。

 

 

子どものズルや生意気にイラッとしてしまうくらいには、自分にも子どもっぽさが残っている。

 

兄弟喧嘩や年に離れた子ども同士の喧嘩で、年長者に「小さい子なんだから(許してあげて)」というけれども、そんなの大人にだって難しい。

 

なかなか大人の寛容を身につけられはしない。

 

悲鳴嶼さんも「仕方なかった」とわかっていても、4歳のさよちゃんに過大な期待をしていた。

 

うまく説明することも、悲鳴嶼さんを庇うことも、労わることも、感謝を伝えることも、4歳の子どもには難しい。

 

わかっていても諦めきれない。

 

 

 

子どもだって人間だから。

大人も人間だから。

 

 

 

子どもに傷つけられたりもする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 










 


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