映画の感想記事でもチラッと書きましたが、テレビ放送もしたということで(ネタバレ有りで)さらに思ったことを言っちゃいますね。
キャー!!
さねみんイグッティーが組んでるぅううううう!!
この2人をセットにして任務にあたらせようというその発想…エレガント!
後ろ姿がもうカッコイイのよ。
はい横顔カッコいい。
モブ隊士もいいお顔してます。
この4人で期間限定ユニット(イメージソング付き)があってもいい。
撮れ高のために犠牲になる鬼たち。
なかなか救出されない(元気よく助けを叫ぶ)女性。
健闘するも足を引っ張るモブ隊士。
さねみん1人でもこんなヘボ鬼なんか瞬間に斬って倒して女はサクッと助け出せていたと思う。
それだと1分くらいで終わってしまう(呼吸技も繰り出せない)のでモブ鬼の鈍足に「おいコラ待てー」しちゃってます。
2人の大活躍は見たい。
お見せしてくださっているご厚情に感謝したい。
でも、おかげでキャラクター解像度が下がる━━というアンビバレンツ。
あちらを勃てればこちらが勃たずのヒソカ的痛し痒しでございます。
フォローしながら無双のフェーズが終わったので一般隊士はここで退場。
ここからはさねみんイグッティー2人でやります。
最終戦までおあずけ覚悟していた推しの呼吸技!!
風の呼吸『爪々・科戸風』そうそうしなとかぜ
からの〜
振り下ろした姿勢の実弥の後ろからスッと浮き上がる伊黒さんのこのシーン、震えるほど完成された画面です……
ここのシーン好きぃー!!
蛇の呼吸『蜿蜿長蛇』えんえんちょうだ
かっ…………っっこいいいいいいいいい!!!!
「きゃー助けて〜」
「オイ鬼!その女とテメエの首置いてけ!」
セリフだけだと次に女を攫う男みたいなさねみん。
ヤカラっぽい。
でもまあ言うかな。言うかもね。
言いそうなセリフのような気もする。
けど。
原作のさねみんなら言う前に首斬ってるし女も抱えてると思う。
相手が上弦ならともかくこんな鬼に追い縋りながら煽りセリフ言う男ではない。
「女性を助けろ不死川。後ろは引き受けた」
お任せされたのに〜
女性を救出してるのもイグッティーっていう。
カッコイイ姿をいっぱい見せてもらって嬉しいけど
さねみんは…
さねみんはそんな男じゃない……!
「その女」とか言うかもしれないけど、口は悪いけど、任された仕事はやる男のはず。
とくに女性がちょっと苦手なイグッティーに女性受け止め抱きかかえ役をやらせるはずはない……
わたしの知っている(というか勝手に思っている)さねみんなら
女を背負って逃げるモブ鬼目視
↓
次の瞬間、モブ鬼の首は宙に舞い、連れ去られた女はさねみんの左腕に抱えられている
↓
涙目びっくり顔の女、傷面のさねみんを凝視
↓
さねみん「もう危険はねェ」などそっけないセリフと裏腹にやさしくそっと女性を地面に降ろす
くらいのことはする。
(この間数秒)
捕まった女性をさねみんが「女」って言うのに対しイグッティーが「女性」と言うこのこまやかな差異の描写はとてもイイなあとおもいました。
無限城チラ見せは…
最終戦への期待値を上げるためなんだろうと思うけど、たしかに無限城の作画凄くて「ひゃーすっごい!」てなるけれども、この時点で柱2人に存在知られたらダメでしょう。
見た目に反して常識人で真面目なこの2人が岩柱や産屋敷家に報告しないワケないし、そうなると柱合会議必須だし、お話変わってきちゃう。
なによりボンバー後の衝撃が薄れる…
風柱・蛇柱ふたりのカッコイイ戦闘シーンが見られて嬉しい反面、違和感も拭えない。
アニオリのエピソードは本編との齟齬というか解釈違いが多くていちいち引っかかるんだけど、映像としては‘見たかった’‘期待以上’のものが多くて、嬉しい気持ちとザワザワする気持ちが同時に湧き上がって困ってしまいます。
刀鍛冶の里編ラストシーンの炭治郎ありがとう!お祭り騒ぎシーンも、シーズンラストのおめでたい感じがあってよかったねぇよかったねぇなんだけど、原作の‘鬼にやられた!バレた!一刻も早く必要なものだけ持って次の隠し里へ引っ越しだ’っていう緊迫感を削ぐところはいただけない。悠長に紙吹雪撒いてる場合か。
アニメだから派手さ重視でいっているのはわかるし、アニオリ部分はたいてい次のエピソードではほぼなかったことになっているので、刀鍛冶の里のありがとう炭治郎イベントみたいにさねみんイグッティーの『なんだこれ無限城』もなかったことになるんだろう、と飲み込んで、風の呼吸や蛇の呼吸のかっこよかったところだけありがたくいただいておこうと思う。