娘の通う小学校に大谷翔平のグローブが届いた。
体育の時間、順番にいただいたグローブをはめてキャッチボールをしたと、写真と動画を見せてもらった。
今の小学校はひとり一台タッチパッドが支給されて授業や宿題をしているので、その機器で撮影もできるのである。令和、すごい。
娘は野球未経験なのでグローブの付け方もわからない。
デカくて硬くて重かったと言っていた。
動画のキャッチボールは、キャッチできていなかった。
キャッチボール相手の子どももキャッチできていなかったし、娘もキャッチできていなかったので、グローブのなかにボールが収まっている場面は見られず終いであった。
ひょろ〜っと投げたボールはグローブの端っこに当たって床に落ち、それをグローブしていない方の手で掴み、投げる。
ふら〜っと投げられたボールはそのまま床に転がり、グローブしていない方の手が追いかける。
大きくてきれいな新品の大谷翔平グローブは、小さな手にはめられたまま、ゆらゆらと所在なさげ。
しかし、ふたりとも満面の笑みだった。
キャッキャ笑っていた。
楽しそうだった。
ありがとう大谷翔平。
野球、ちょっとはできた(できてない)よ。
