【2024年大河ドラマ】光る君へ 初回感想【ネタバレ注意】 | [ridiaの書評]こんな本を読んだ。[読書感想文]

[ridiaの書評]こんな本を読んだ。[読書感想文]

小説や漫画のあらすじとネタバレ感想が中心。恋愛(純愛・ラブコメ・学園モノ・セックス)、SF、コメディー、ファンタジー、冒険、裏社会、芸能、政治、スポーツ、料理、ホラー、格闘技、歴史、ファッション・・・名作・傑作・話題作満載!人気ブログを目指します。

衝撃的な一話でした!

 

これは…今年の大河は期待できるかもしれない!

(毎年言ってない?)

 

平安時代というめちゃくちゃ古い時代、著名な男性の来歴すらあやしいのに、実名も定かじゃない女性(紫式部)の人生を描くのだから、ほぼほぼ架空の物語になるのは確定している。

天皇家摂関家あたりの歴史的事実以外はなにもかも一からの創作になるでしょう。

 

ヘタに戦国時代だの幕末だのだと史実や登場人物やエピソードが有名すぎて、端折られたり現代風に描かれ過ぎたりすると気になってしまいますが、平安時代はほとんど謎なのでそのへんの心配しなくていいから気が楽ですね。

 

幻や夢で出会ったり千里を駆けたりするのも平安時代ではフツーのことですし。

怨霊が出たり生き霊になったりもフツーですし。

 

いいですよね。

ファンタジーかよ!っていうツッコミが成立しない!

だってほんとにファンタジーに生きてるんだもん!

 

物忌!かたがたえ!勤行!

 

吉祥縁起が本気の時代。

 

 

宮中のスズメたちがぴーちくぴーちく噂話しまくるところ、素敵でした。

 

今後もあんな感じで説明入れてくれるのだとしたら嬉しい。

女房たちなら事情通でも「知っているのか雷電…!?」てことにはなりません。

 

そりゃ知ってますよ、噂話こそ宮中勤めの華ですもの。

 

 

 

言動がポップすぎるような気がしますが、なんジャパ(『なんて素敵にジャパネスク』平安時代空想少女小説の傑作)みたいな物だと思えば違和感ゼロです。

というか、たぶん『光る君へ』を大喜び正座待機わくわくウキウキで視聴した旧乙女たちはみなさま履修されているのではないでしょうか!氷室冴子と田辺聖子と大和和紀で平安時代だいすきになった人、いるでしょ!?

まひろ(紫式部の今作での名前)と違って瑠璃姫は上級貴族のガチお姫様だけど、おてんばでそこらじゅう駆け回ってるところとか親近感湧くよね〜

 

にしても。

 

紫式部の生家が下級貴族でそこそこの受領(地方豪族)より貧しい学者一家だったというのを、ここまでがっつり描くとは思っていませんでした。

まんぞくな手当てを出せず、下働きの下郎たちにすら見捨てられていく描写…

衣が食糧にかわっていくせつなさよりも切実に貧困をかんじさせてくれました。

これでは身の回りのことを自らやるしかない。

雑巾がけするお姫様だなんて、お姫様じゃないですよね。

 

でも、たしかに、そこそこちゃんと生活が成り立ってるレベルの裕福ではない程度の下級貴族だったとしたら『源氏物語』は書けない。下賤な事情に精通し過ぎている。

なので、紫式部ことまひろちゃんがど貧乏でやむを得ず庶民と同様の生活を送っていたというのはとても良いなと思いました。そういう下層の生活もやってたから書けたんだなって納得できます。

(というか、改めて考えてみるとあの当時『源氏物語』をどの立場の人間だったら書けるのかさっぱりわからない。著者が複数いた説があるのもわかる。1人で書いたとしたら天才すぎ)

 

それで言うと、超上級貴族御曹司の三郎くん(藤原道長)がお忍びで河原にきたり市の猿楽見にきてたりするのはいかにもなファンタジーですが、鷹男の帝よりはウロウロしててもまったく不自然じゃないのでありありアリーディヴェルチです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それにしても、思いきったよね。

 

藤原道長との繋がりをあんなふうにするなんて。

 

 

幼い日、実はふたりは出逢っていたのです……

(すすき野原で宝物を貰った、じゃなくて、河原で上級貴族垂涎のスイーツ(餅)を貰った、だけど)

 

 

微笑ましいエピソードをぶった斬る血塗られた因縁。

 

母親を無礼討ちにした横暴貴族がまさかの‘あの少年の兄’っていう。

(まあその少年もその兄にしょっちゅう足蹴にされてたけど)

 

 

 

 

 

 

再会してからが楽しみですねぇ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 













 


人気ブログランキング    










にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村      







こんな本を読んだ - にほんブログ村