介護の礼金のお話 | [ridiaの書評]こんな本を読んだ。[読書感想文]

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最初に断っておきますが、親族間のお金のやり取りはケースバイケース。

正解はないとおもっています。

同じ内容の事柄でも、家庭や親族ルールで違いますよね。

 

結婚式でも、祝い金、交通費、宿泊費、誰がどれだけ負担するのか、それぞれだと思います。

親族間で納得していればそれでいいんだと思います。

 

ですから、よそ様のお家の事情を知らないわたしがあーだこーだ言う資格はありません。

当然、かのんこさんの判断をとやかく言う気もありません。

 

アラフォーのわたしが、この問題って他人事じゃないな…と思ったのでリブログさせていただきました。

 

 

ーと、わたしにしては長ったらしく言い訳めいた前フリ。

 

 

今回のお話は、親戚へのお礼金について、です。

 

 

 

以下引用ーーーーーーーーーーーー

 

祖母は脊髄損傷していたため

20年以上前から老人ホームにいたのですが

 

 

うちの母は仕事の関係で

週末しか祖母の元に通えないため

 

 

主に平日は

親戚が世話をしに行ってくれていました。

 

 

うちの母は今まで親戚に

お礼として毎年10万円を渡していました。

 

 

祖母が亡くなって

49日を終えたところで

さらに今までのお礼20万持っていったところ、

 

 

親戚の3人に

「少ない」

「非常識」

と言われ

さらに金銭を要求されたみたいです滝汗

 

 

その額は

 

100万円ポーン

 

 

祖母が生きている内は

「厚意でやっている」

「やってあげよう、やってあげよう」

と言っていた親戚の豹変ぶり。

 

 

うちの母は参ってます…ゲッソリ

辛そうです…

 

ーーーーーーーーここまで引用ーーー

 

 

まとめ

 

祖母は脊髄損傷で20年以上老人ホームに入所していた

 

母親は週末のみお見舞い

親戚は平日にお見舞い

 

生きている間、親戚には年間10万円の礼金を渡していた。

 

死後、今までのお礼に20万円持っていったら「非常識」と言われ100万円要求された。

 

(100万円支払ったかは不明)

 

これを機に親戚とは縁を切り、田舎の墓は断捨離して祖母は合祀の永代供養にするようです。

 

 

 

 

繰り返しますが、よそ様のことなので、このことについて異論はありません。

 

 

記事を読むだけではわからないことも多い。

 

 

親戚が平日どのくらいお見舞いしていたのか、そもそも親戚って祖母にとってどんな係累なのか、介護なのか顔見せていどなのか。

 

老人ホームのお金はどこから出ているのか。葬式代は?遺産は?

 

 

人間の終末期って労力はもちろん、お金がかかります。

100円200円から、数万円、数百万円……

 

 

わたしの祖母も10年ほど老人ホームに入所し、亡くなりました。

 

祖母の面倒は鹿児島のおばさん(母の妹)が一手に引き受けてくれていました。

ほかの兄弟は飛行機の距離で、たまにお見舞いに行くくらい。戦力にはなっていなかったと思います。

孫のわたしも数えるほどしかお見舞いにはいけていません。(しかも鹿児島観光とセット。どっちがついでだか)

 

費用はすべて祖母の貯金と年金から出していましたが、おばさんはノートにキッチリと明細を記していました。

それこそガーゼ代金100円くらい少額でもキッチリ。

 

そして、けして母やその他の兄弟から礼金を受け取ろうとはしませんでした。

 

「近くにいる娘のわたしが母の世話をするのは当たり前」と言って。

 

なかなか言えるセリフではないと思います。

 

飛行機距離の兄弟は、お見舞いに里帰りするだけで交通費が10万単位で吹っ飛ぶから気にかけてくれてたんだと思います。(母は年に5回くらいお見舞いに行っていました。愛知県〜鹿児島間)

 

 

でも、これはやっている当事者が口にするから成立するのであって、これを傍観者であり恩恵を受けている側が言ったら戦争です。

 

現在、義父母の近所には夫の兄弟が住んでいます。

ちょっと前に義父が怪我で入院したとき、送迎などをしてくれました。

 

なんとなく、もし義父母が介護が必要になったとしても、近所にいる親戚がなんとかしてくれるんじゃないかなー、と、そんな甘い期待をしています。

 

でも、その場合は相応の対価が必要だとも思っています。

 

そうはいっても、実際にはどうなるかわかりません。

 

 

まだまだ実父母も義父母も健康なので、その時がいつ来るか。

 

その時、ひょっとしたらいちばん動けるのはわたしかもしれない。

結局介護に携わるのは誰になるのか、なってみなければわかりません。

 

 

わたしが介護する日が、いつかくるのかも…

 

 

 

もしも、自分がメインで介護するなら……

 

礼金が年間で10万円……ひと月あたり1万以下だとしたら…いっそ貰わない方がスッキリするかも……と思ってしまいました。

 

最後の礼金も、20年以上にわたる年月の総決算が20万円だとおもうと、一年あたり1万円

……?って思ってしまいそう。

 

とはいえ、ない袖は振れないのも事実。

 

 

毎月5万10万渡すのは、キツい。

まとめて100万200万渡すのも、キツい。

 

 

どちらの立場で考えるかで気持ちが変わります。

 

正直言って、

払うお金は少ない方がいい。

貰えるお金は多い方がいい。

 

 

あとは感情ですよね。

感謝とか、不満とか、親しみとか、いろいろ。

 

 

生きている間、20年以上、にこやかに「厚意でやっているから」と年間10万円の礼金を受け取っていた親戚は、銭ゲバなのでしょうか。

内心「少ないなー」と思っていてその気持ちを呑み込んでくれていたなら、わたしならありがたいと思います。

 

今までのお礼で20万円が常識的なのか非常識なのかはわからないけれど、親しい人を喪って平常心をなくしてしまったのかもしれない。

気を遣う相手(世話していた祖母)がいなくなって、それまでのいろんなことが噴き出してしまったのかもしれません。

 

20万円というまとまったお金を「少ない」「非常識」と言われるのは腹立たしくも心外なことだったでしょう。

 

記事には書かれていないだけで、そのほかにも色々な事情があったと思います。

 

でも。

 

話し合いはしたのかな?

決裂したのかな?

 

 

親戚の人は永代供養のこと、知ってるのかな?

納得してるのかな?

 

 

親戚の人が亡くなった祖母にとって娘や息子だったら、嫁だったら、お墓まいりに行けなくなったらつらいんじゃないかな……

(墓まいりメンドクセなタイプならいいけど)

 

たった100万円要求した結果が、縁を切られ、親の骨を持っていかれるのだとしたら、つらすぎます。

 

親戚の人のこと、もとからあんまり好きじゃなかったならいいけど(よくないか)、そうじゃないなら、協力して看て、見送って、その結末が縁切りなのはさみしいことだと思いました。

 

 

人生の転機では別れがつきものだけれど、できれば、お金のことでのお別れはしたくないなあ。

 

 

 

 

誰にでも降りかかる問題で、しかもデリケートな、お金も、時間も、労力も、感情も激しく動くことだから、今後も折々に考えていきたいと思いました。

 

 

 

 

 

 




 




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