自分の意識を動く人形に移すことが出来たら……?というおはなし。
代体とは、車検のときの代車のようなもの。
怪我や病気で肉体に不具合が出来たとき、メンテナンスの間に貸し出してもらえる体。
触覚・聴覚・視覚を搭載。
期限付きで一定の時間を過ぎるとエネルギー切れで動かなくなる。
本物の肉体より「代体」の方がいいじゃん!と思ってもずっと「代体」を借りっぱなしには出来ない。
「代体」を乗り継ぐのもダメ。
どんどん新しい体に乗り換えちゃえば実質的な不老不死になっちゃうから。
意識を抜かれた肉体は空っぽなので「ブランク」と呼ばれる。
魂はどこにあるのか。
意識と体は分けられるのか。
「わたし」が宿るのは肉体なのか、思考する意識なのか。
けれど、過去の思い出も感情も、はたして真実と言えるのか?
心は唯一のものと言えるのか?
ネタバレになるので物語のあらすじは書きませんけども。
SFかと思いきや友情の物語だったのかもしれない。
相変わらず穴だらけの山田宗樹ワールドだったけれど、今作のラストは好きな終わり方だった。
それにしても映画っぽい小説だなあ。
最近山田宗樹作品をいくつか読んだけど、毎回ドラマ化しそう、映画化しそう、と思う。
しかも邦画お得意の(?)感動作っぽい。いつも。
「小説」としての味わいは無い作家さんなのかも。
常に及第点なんだけど。
映画マトリックスでも意識と肉体とを描いてた。
仮想現実がどんどん身近になっている今。
ロボットの進化や仮想感覚や脳科学の進化など、物語に現実が近づいていると思う。
代体とは、車検のときの代車のようなもの。
怪我や病気で肉体に不具合が出来たとき、メンテナンスの間に貸し出してもらえる体。
触覚・聴覚・視覚を搭載。
期限付きで一定の時間を過ぎるとエネルギー切れで動かなくなる。
本物の肉体より「代体」の方がいいじゃん!と思ってもずっと「代体」を借りっぱなしには出来ない。
「代体」を乗り継ぐのもダメ。
どんどん新しい体に乗り換えちゃえば実質的な不老不死になっちゃうから。
意識を抜かれた肉体は空っぽなので「ブランク」と呼ばれる。
魂はどこにあるのか。
意識と体は分けられるのか。
「わたし」が宿るのは肉体なのか、思考する意識なのか。
けれど、過去の思い出も感情も、はたして真実と言えるのか?
心は唯一のものと言えるのか?
ネタバレになるので物語のあらすじは書きませんけども。
SFかと思いきや友情の物語だったのかもしれない。
相変わらず穴だらけの山田宗樹ワールドだったけれど、今作のラストは好きな終わり方だった。
それにしても映画っぽい小説だなあ。
最近山田宗樹作品をいくつか読んだけど、毎回ドラマ化しそう、映画化しそう、と思う。
しかも邦画お得意の(?)感動作っぽい。いつも。
「小説」としての味わいは無い作家さんなのかも。
常に及第点なんだけど。
映画マトリックスでも意識と肉体とを描いてた。
仮想現実がどんどん身近になっている今。
ロボットの進化や仮想感覚や脳科学の進化など、物語に現実が近づいていると思う。
緑色のわーってなってる数列がマトリックスぽい表紙