レナード現象には理由がある 川原 泉 ~映画版「笑う大天使(ミカエル)」は観るべき??~ | [ridiaの書評]こんな本を読んだ。[読書感想文]

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映画「笑う大天使(ミカエル)
」の原作者川原泉の新作。


カーラくんには珍しく恋愛がテーマです。


でもカーラくんらしく、ナマナマしい恋愛ではない。




あくまで「照れ」や「思いやり」や「鈍感」がちりばめられています。


すばらしくみんな優しい。




旧作から川原泉は繰り返し


「声なきマイノリティの声を聞け!」


と言っている。




「ぼんやりしていてとりえがなさそうな子」


「欠落家庭に育った子」


「みんなと同じような行動が出来ない子」


「とびぬけて優秀な子」


「嗜好が人と違う子」




少数派で生きる 生き辛さ を、深刻にしないで癒してくれる。


この作品も恋愛テーマだけれど、やっぱりマイノリティが主役でもある。




レナード現象には理由がある


絵柄の変化に耐えられるなら

気遣いのひとびと

「らしい」一冊

絵のタッチは変わっても、やっぱりおもしろい。

新境地を開拓。



























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