残るハワイ紀行を若干雑めにご報告させていただきます。
こちらの続きです ↓
ほとんど寝られないまま迎えた朝、皆がぐったり寝静まるなか、部屋のキッチンで、前夜の丸鶏の残がいとセロリ、たまねぎ、残り物のサラダを煮込んでスープを作った。
昔からクリスマスの翌日などに必ず作っていたもので、旅先でキッチンつきの部屋を借りたときはいつもせがまれた。
最近はじっくりお料理をするゆとりもなかったので、なんだか幸せな気持ちになれた。
・・が。優雅な時間はここまで。
ここからは娘たちの立てた怒涛のスケジュールでオアフ島を徘徊します。
こんなかんじで。
ワイキキから少し離れた有名なマラサダのお店に向かうも、バス停まで母の体力が持たず、南国の花が咲き乱れる公園で力尽きて座り込む。
娘たちが急遽JALパックの車椅子貸出サービスに駆け込んで旅の間の母の足を確保した。
今回の旅に最も欠かせなかったのは、この車椅子だった。
ワイキキを少し離れると親しみのある街並みが続く。昔住んだロサンゼルスのサウスベイにちょっと似ている。
箱も可愛い。
ふわっふわ。
揚げたてが忘れられず、帰国前日も買いに行きました。
朝ドーナツからの昼パンケーキ。
ワイキキ沿いのeggs 'n things
景色と空気の良い席で母が道行く肥満体の人をしつこく指さすので注意したら、もう何もしゃべらない、と子どものようにヘソを曲げられ空気が悪くなる。
そういえば父も晩年認知が危うくなってから、デブと出っ歯を見かけると黙っちゃいなかった。
父はもともと人の容姿にシニカルなところがあったことに起因すると思うのですが、母の場合、私たちを笑わせたい、という気持ちがそうさせたような気もする。
ちょけて怒られ、むくれていた母は、通り向こうの木を見るうち、挿し木にして持ち帰りたい、という次なる悪事を思いつき、機嫌を直した。
またむくれられては面倒なので、できないと思うよ、と言うに止めた。
夜は外食。ツリーハウスのような楽しいお店で母も上機嫌にビールを堪能。
この店はこの日、ずーっとハッピーアワーです。
母にビールを飲ませるといつも、久しぶりに飲んだわ!、とはしゃぎますが、
お母さん。昨日もおとといも飲んでいるんだYO。
みんなで食べて、飲んで、ちょっと泣いて、大声で笑った。
長旅の翌日に盛りだくさんのスケジュール。
さぞかし今夜はぐっすり寝てくれるだろうと思いきや、
この日も母は1時間おきに目を覚まし、この部屋は会社から借りているのかお金はいくらかかっているのか、という質問を無限に繰り返した。
つづきます。
書きました↓
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