本日午後8時、わが家における第1回リモート会議が招集された。
長女は仕事で北海道に滞在中。
次女は都内の自宅で仕事中。
父は病院で酸素を吸入中。
夫は天国で永眠中だ。
父と夫はあいにく参加が叶いませんでしたが私、長女、次女と三毛猫ちーの4者が参加して、わが家の今後の介護体制などについて意見を交換した。
ちーは画面向こうの家族に関心が持てないようだった。
意見を求めたけれど黙秘を貫いた。
長女がイチゴになったり金太郎になって鯉のぼりにまたがったりして機嫌をとってくれたのに、目もくれずに結局途中退出してしまった。
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入院中の父は徐々に回復の兆しを見せているとのことでとても嬉しい。
主治医に呼び出され、今日の午後は病状の説明を受けたのち、今後のリハビリの目標などを話し合った。
重篤な状況は乗り越えたものの、座位を保ったり自分で食事をしたり言葉を発したりはできなくなっているらしい。
また、血液の数値が一部少し悪くなっていて、新しい治療も始まっている。
父とは直接会えないけれど、タブレットを通じた面会が許されるようになった。
でも今日は画面向こうの父にどんなに呼びかけても、虚ろな目をするばかりでピンときていなかった。
まるでリモート会議のちーみたいだ。
先日夜中にガラス越しで会えたときはあんなに嬉しそうにしてくれたのに、オンラインの面会は今の父の理解の域を超えているんだろうね。
直接会えたらなあ、と思う。
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リモート家族会議もタブレット面会も、まだスタートしたばかりだ。
改善を重ねつつママはこれからもちょくちょく会議を招集するし、面会にも行くことにするよ。
次回の会議はちーも興味が持てるような議案を準備しよう。
ドラマの鑑賞会とか、オンラインのど自慢とか、どうかな。
今度は長女と次女に退出されちゃうかもしれないな。
タブレット面会ではお笑い番組が好きな父のために、爆笑コントでもかますかな。
そうだ、次回会議はその爆笑コントの練習をしようかな。
ちーが家族イベントに参加したはなしはこちら ↓