昔、ある人を見ていて思うことがあった。
とにかく強気だった。
周りの人のやり方を否定したり、
「ああいう人たちは本気じゃない」
「そんなことしても意味がない」
と、かなり強い言葉で語っていた。
自分のやり方が正しくて、
他の人たちは違う。
そんな雰囲気をずっと出していた気がする。
もちろん、
自信を持つこと自体は悪いことではない。
ただ、人を下に見るような言い方を続けていると、
少しずつ周りの空気は変わっていく。
気がつけば、
その人の周りにいた人たちが
いつの間にかいなくなっていた。
誰かと揉めたわけでもないのに、
気づけば距離ができている。
そういうことは、
意外と静かに起きるものなのかもしれない。
そして時間が経った今、
その人は以前とは少し違う場所にいる。
昔ならきっと
「自分とは合わない」と言っていたような人たちと
普通に一緒にいる。
それ自体は悪いことではない。
むしろ人は環境が変われば、
関わる人も変わっていく。
ただ、昔の言葉を知っている人からすると
少し不思議な光景に見えることもある。
練習の内容も、
以前のような勢いはあまり感じなくなった。
やる日もあれば、やらない日もある。
強度もそこまで高くない。
もちろん趣味だから、
それでいいと言えばそれでいい。
ただ、昔あれだけ強く
他人を否定していた姿を知っていると、
少しだけ考えてしまう。
「因果応報」という言葉がある。
人に向けた言葉や態度というのは、
時間が経ってから
形を変えて自分に返ってくることがある。
もちろん全てがそうとは限らない。
でも、人の姿を長く見ていると
そう思える場面に出会うことがある。
結局のところ、
人との関わり方や言葉というのは
思っている以上に大事なのかもしれない。