こうライブハウスに出入りする生活が長いと、ライブハウスでの習慣とうか、マイルールができてくる。
「対バンのライブは必ず見る」とかね。
頭からケツまで絶対に見る!みたいなルールにはしてないし、2曲聴いて一旦フロアを出る時もそりゃあるけど、はじめましてのバンドでも必ず見るのが習慣になってる。
あとマイルールとして、
「イベントがスタートしたら、自分の出番前以外で5分以上楽屋に滞在しない」とかね。楽屋の広さによってはもうちょっと滞在しちゃう事もあるけど、基本的に「長居しない」のが習慣になってる。
もちろん毎回守れてるわけじゃないし、長丁場のイベントとかツーステージのサーキットイベントとかではなかなか難しいし破る事もあるけどね。
そしてこれは「マイ」ルールであって人に強要する事もない、仮に対バンを見ずに楽屋にずーっといるバンドマンを見ても嫌いになる事はない。
ステージ以外では人前に姿を出さないと決めてるバンドマンもいるし、そもそも俺が見てないとこでちゃんと全バンド見てるかもしれないしね。
リハや顔合わせに来ない人や、自分の出番前までライブハウスに現れない人も昔は嫌いだったけど、今は理解できる。仕事とかいろいろあるしね。俺もこの歳になって仕事の都合でリハに出れなかったり顔合わせに間に合わなかったりした事あるし「仕事よりバンドのが大事だろ」と言われりゃ確かにそうだけど、責任の所在を考えたら仕方の無い事もあるなあ、て今は思う。
しかーし!最近すごく周りに強要したいルールが自分の中に生まれつつある。
すごく簡単な事なんだけど、
「ライブハウスの顔合わせでは、マスクを取る」
だ。 だ。
え?顔合わせなのにマスクつけてる人なんかいるの?と言われるかも知れないが、いる。最近けっこーいる。
1バンドに数人いる時もあるし、
主催者が「今日をきっかけに共演者同士が繋がってくれたら嬉しいです!」て言ってる横でメンバー3人全員マスクしてる子達とかいた。まあ、そのうちに1人は主催者とデキてたけど、お前が繋がっt(中略)
それを見ると俺は怒りとかじゃなく「ああ彼は俺たちに興味が無いんだろうな」と悲しい気持ちになる。
もちろんマスクしてる人に悪気がないのもわかってる、ただいつもの習慣で付けてて、そのまま顔合わせに出ちゃっただけで「無意識」「うっかり」に近い感覚なのはわかってる。
でもその「無意識」がすごく怖い。
例えば、ずっと一緒にやりたかった尊敬するバンドや、これから一緒に手を組んで何かをやろうとしてるイベンターやレーベルの人達と顔合わせをする機会があったとして、そこに無意識にマスクを付けて行くことなんて絶対に無いはずだから。
「顔合わせだけど別に顔見せなくても良いかな」もしくは「無意識にマスクを取るの忘れちゃう」くらい軽く見られてるとしたら、共演者としてはやっぱり悲しい。
そもそも体調が悪い、とか事情はあるかもしれないけど。顔合わせに付きものの「バンド紹介」の時にマスクを取るだけでも印象は違うしね。
みんな悪気が無いのもわかってる。
だからこそ、ちゃんと顔合わせに出てるんだから、マスクを取るか取らないかの小さな行動でわざわざ誤解されるのもったいないよ!
あと!黒いマスク!俺は無条件で嫌いだからそこんtk