離婚調停について、知っておいた方が良いことを書いておきます。
まず、離婚調停の申し立ては原則として、
相手方(わたしの場合夫)の住居地の管轄の家庭裁判所に提出すること、
と書いてあります。
調停では、調停員さんが夫婦の間に入って
それぞれの言い分を聞く、という性質上、
夫婦それぞれが申し立ての家庭裁判所へ出向く必要があるのですが、
遠方から申し立てる場合
『電話会議システム』の利用申請をすれば、
わざわざ遠方へ出掛けなくても大丈夫です。
わたしも弁護士さんに勧められて、電話会議にしたのですが、今回コロナの流行もありましたから
わざわざ都心部へ出ることもなく、調停を続けられるのは非常に助かりました。
電話会議システムの利用申請は、離婚調停の申し立ての際に一緒に提出します。
わたしの場合は、家庭裁判所の方がご親切に電話会議システムの用紙について「必要ですか?」と
聞いてくださいましたけれど、
聞かないとくれない場合もあるかと思いますので、
家庭裁判所で申し立ての書類をもらう際に
聞いてみてください。
調停の当日は、裁判所の受付を済ませたあと
無人の部屋に通されました。
音声を拾う機械が机に置かれ、調停の開始時間になると
電話がかかってきて、調停員さんと話す仕組みとなっていました。
メリットとしては、モラハラDV夫と絶対に顔を合わせることなく調停が可能なことです。
廊下ですれ違った!などというニアミスは絶対にありません。
夫の方は居住地の方の裁判所にいるからです。
メモを読みながら落ち着いて話すことができたと思います。
一応、デメリットも挙げておきます。
これは、モラハラ夫にあるあるだと思いますが…
ともかく、『自分可哀想!』『自分は悪くない!』
こういうアピールが激しいんですよね。
聞いているこちらが疲れてしまうくらいに。
調停員さんは裁判官と違って、ごくごく普通の人
(言い方はあれですが、普通のおじさんおばさん)ですので
モラハラ男が嘘を平気でつく、ということを知りません。
涙を流せば、その場で『可哀想』と思ってしまうのも仕方ないかもしれなのです。
実際に、わたしの夫は子供に暴力を振るうという
世間一般からみても、どうみても犯罪者だろう
ということをしたわけですが、
調停員の女性の方は夫に同情的な発言が見られました。
(男性の方は、事実を重視して夫の発言をいぶかしむ様子もあり)
そのように、非常に外面が良く、同情を引くのに長けている相手の場合は
こちらも調停の場に行った方がいいかもしれませんね。