国家試験対策_残り3週間に役立つイッキ見企画2 | ペーパー社会福祉士のうたかた日記

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社会福祉士資格をとるまでと、とったあと+α。浮世のつれづれ、吹く風まかせの日々。

前回、第29回の試験対策として、
2015(平成27)年の新法と改正法中心、
2016(平成28)年施行ネタもチラホラ、

 

という話をしたところで、
2015(平成27)年ネタをイッキ見ちう。

 

今日は【社会保障】か【高齢者】。
オレンジプランと新オレンジプランの話。

 

オレンジプランまでの流れをいえば、
2012(平成24)年に公表された、
「今後の認知症施策の方向性について」。

 

2013(平成25)年度から5年間の目標、
「認知症施策推進5か年計画」、
通称"オレンジプラン"が策定されてん。

 

これが試験で出たのが平成27年第27回。
認知症カフェが正解だったんすけども、
ほら~やっぱり2年前じゃ~んていうね。

 

で、このオレンジプランが改められて、
2015(平成27)年1月公表、
「認知症施策推進総合戦略~認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~」

(新オレンジプラン)

このプランの基本は7本の柱

あわてんぼは「7本ちゃう、6本やんか」

て、7本目は下のヨコから貫いてますw

Ⅰ~Ⅵまでの柱に共通の理念なんすね。

 

こういったガイドラインを読んでみると、
ほんと試験の選択肢は、ほとんどすべて、
作問者が自由に作文するのではなくて、

 

官公庁が提供する強固なベースがあり、
それをテキトーに前後左右を加工して、

問題にしているってことがモロわかる。

 

だから、ガイドを読んでいると、
試験の言い回しに似てるなあと思って、
あっといやいや違う、こっちが本家だw


以下、ものすごく試験ぽい言い回し、
話の持っていき方を強調してみたぞ。
(赤かったりデカかったりするところ)

 

新オレンジプラン7つの柱
--------------------
Ⅰ 普及・啓発
・認知症サポーター800万人
・学校教育での高齢者との交流
--------------------
Ⅱ 医療・介護等の提供
【基本的な考え方】早期診断・早期対応を軸に、 「本人主体」を基本とした医療・介護等の有機的連携により、認知症の容態の変化に応じて、適時・適切に切れ目なく、その時の容態にもっともふさわしい場所で医療・介護等が提供される循環型の仕組みを実現します。

 

・かかりつけ医の認知症対応力向上
・専門医、認定医の養成
・歯科医師、薬剤師も認知症対応力向上

 

認知症疾患医療センターの整備
認知症初期集中支援チームの設置

 

・ステップアップ研修の充実
「認知症介護実践者研修」
→認知症介護実践リーダー研修
⇒認知症介護指導者養成研修

 

「認知症ケアパス」の確立
認知症地域支援推進員の配置
--------------------
Ⅲ 若年性認知症施策の強化
・「若年性認知症支援ハンドブック」配布
・ネットワークの調整役の配置
→若年性認知症の特性に配慮した就労・社会参加支援等を推進
--------------------
Ⅳ 認知症の人の介護者への支援
認知症カフェ等の設置の推進
・介護者の負担軽減(ロボット開発の支援)
--------------------
Ⅴ 認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりの推進
【基本的な考え方】生活の支援(ソフト面)、生活しやすい環境(ハード面)の整備、就労・社会参加支援及び安全確保を行い、認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりを推進します。

 

・住まいの確保
・バリアフリー化の推進
・公共交通の充実
・社会参加の促進

 

・地域での見守り体制の整備
・交通安全の確保

・高齢者虐待の防止

 

・身体拘束ゼロ
・成年後見制度の周知と利用促進
--------------------
Ⅵ 研究開発
・認知症の病態等の解明
ロボット技術やICT技術の開発支援・普及促進
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Ⅶ 認知症の人やその家族の視点の重視
認知症の人の視点に立って認知症への社会の理解を深めるキャンペーンのほか、初期段階の認知症の人のニーズ把握や生きがい支援、認知症施策の企画・立案や評価への認知症の人やその家族の参画など、認知症の人やその家族の視点を重視した取組を進めていきます。
--------------------

Ⅱが試験のキモがテンコ盛り。

まず認知症初期集中支援チーム。

以下の文章をちゃんと読んどいてください。

チームがいるのは地域包括です!

 


図をつくっていて気が付いたんだけど、

医師+看護師+社会福祉士+…という
全員が立場のフラットなチームではなくて、

専門医とその仲間たち なんすね。

なので、ちょっと距離(+)開けてみたw

 

 

それと、「認知症ケアパス」って、
なんかパスをもっているわけではない。

 

"認知症と疑わしき場合"から始まり、
認知症と診断されて介護を受け、
急性増悪したらどうするか、まで、
発症する前に決めておく というもの。

 

 

この構造そのものを「ケアパス」という。

紫のバラの人ラインが連携システム。

どこでどうなろうと、その人の状況と、

治療履歴がパッとわかるとゆーのね。

 

でも、

 

元気で健康で何の心配もないときに、
これを決めとけって言われてもなあ。

よくいえば転ばぬ先の杖だけど、
悪く言えば、獲らぬ狸の皮算用。

 

社会全体とかデカいことを言わないで、
わしら市井の福祉系が、ほそぼそと、
口伝で広めていくしかないんだよなー

 

では新オレンジプランの目標値。

 

あ、もうイッコ。これは次号予告。

2003(平成15)年6月、
"将来の高齢者はこうなるど"という、
見通しと施策が公表されたんだけど、
そのとき想定したのが2015年。

 

「2015年の高齢者介護~高齢者の尊厳を支えるケアの確立に向けて~ (高齢者介護研究会報告書概要)」

 

なんでまた2015年だったかというと、
2002年からの10なん年間は、
65歳以上人口及び高齢化率の伸びは、
2015年以降と比較して高かったから。

 

2003年といえば、このときは、
介護保険制度が始まってまだ3年目。

 

"2015年なんて、まだ先だよねー"

なんて思っていたらあっちゅう間。


10年経つか経たないかのうちに
こうもクサレるとは思っちゃいねーw

認知症の呼称がまだ痴呆症だし。

 

次回、介護保険と一緒にやりましょう。

本日の小ネタは介護保険制度。

 

2015(平成27)年4月から、
第1号被保険者の保険料は、
原則9段階(市町村の自由裁量)。
低所得高齢者の保険料軽減。

 

まあこんなこと覚えてる方が珍しく、
合否の分け目にはならないだろうが、
出たらモウケモン!

 

いただきましたっっ


ではまた近々。

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