第26回社会福祉士国家試験雑感2【共通科目編】 | ペーパー社会福祉士のうたかた日記

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社会福祉士資格をとるまでと、とったあと+α。浮世のつれづれ、吹く風まかせの日々。

第26回正解を作成して感じたのは、
またしても第25回に続いて敗北感。

というのは、

今後も変態度がさらに増加する説、
いやいやまっとうに戻るでしょ説、
この確率は双方50%だったわけで、

ちょっと本業の話で恐縮だけれど、
第25回の奇天烈な出題内容について、
改訂時には加筆対象にしなかった。

作問者の趣味に付き合うことより、
ベースになる固定的な基礎知識とか、
動かない法令や制度に精通して、
1点1点積み重ねてカバーする方が、
よほど合格には近いとの判断だ。

だけど拙ブログの12月後半部分は、
まんまと第25回に振り回された感満載。
裏をかこうとしてかかれた負け戦、
受験生より焦ってどうするんだか。

かの山岸涼子センセイも言うておる、
占いは悪いことを言っとけばいい。

良くないことが起きれば占い的中、
起きなければ回避できたことになり、
占い師の株価には追い風しかない。

この理論でいくと拙ブログだって、
あんだけ追い込んだ行きがかり上、
これに堕したかとの慚愧の念至極。

>なんだ言ってたほどじゃなかったー
>けっこうまともな試験なんじゃん!

過去問はやっていかないとだめだ、
基本事項で得点すればいいんだと、
自分で言っときながら見失ってた。

ああ申し訳ない。修行が足らんです。

で昨日も書いたけど気になるのは、
補正加えた60%±のふり幅だよね。
昨年60%→47%とか無茶だったので、

今度は今度でどのくらいで安心とは、
なかなかに言いづらい結果となった。
悪問でも良問でもモメる試験って…

それでは続き。【地域福祉】。

問題32_グラノヴェッターって誰?
ロスは【相談援助_基盤】の鉄板。
けど他の選択に埋もれると迷う。
選択肢4コミュニティ・ビルディング、
これは試験では未出の初見でした。

これを除けばエライ偏り方で、
社会福祉協議会、大躍進である。
それと共同募金にも大脚光が。

問題35事例_社会福祉協議会
問題36肢4_市町村社会福祉協議会
問題36肢5_共同募金の募集期間
問題37_社会福祉協議会の歴史
問題38事例_社会福祉協議会
問題39肢1_市町村社会福祉協議会
問題39肢2_共同募金の分割方法

ここ事例で得点確保しときたい。
共同募金の方法別割合なんて、
よほど精通してないと知らない…

【行財政】出たねー消費税!
問題43_これは学校の試験ぽい。
選択肢1_直接税・間接税とか、
選択肢2_消費税の納税者とか、
これはたやすく除外できても、

地方交付税の財源の項目だとか、
一般会計の税収占有率までは、
何も見ないで正解はキビシイ。

【行財政】はどっちかっつうと、
"福祉にどれだけ使われているか"、
歳出方向がメインになりがちで、
歳入方向には手薄なんだよねー

そこを突いてきやがった問題で、
正解は財務省と国税庁HPから。

問題45~問題48と4問続けざま、
これまた「福祉計画」集中攻撃。
しかも"医療計画"が出された。

医療計画は医政発0330第28号、
平成24年3月30日厚生労働省。
次回も要注意の新ネタですね。
医療計画策定は都道府県です。

【社会保障】資料問題が得点源。
めんどくさがらずやっていけば、
問題49問題51もイケたハズです。

そのかわりと言っちゃなんだが、
事例2題はまたしても複合要素。
問題53_外国人留学生+労災、
問題54_大学生+障害年金受給。

この流れで順列組合せていくと、
限りなく事例問題はできるわけで、
たとえばひとり親家庭にしても、

ひとり親+生活保護+児童手当+…
ひとり親+介護保険+各種年金+…

これもし社会福祉士になってから、
相談者に尋ねられることがあっても、
ソラで答えられる質のものではなく、
またソラで答えてもいけなくて、

最寄り福祉課に問い合わせたり、
その道の専門職に引き合わせたり、
指導を仰いだりするわけだけど、

試験ではこれを丸暗記しとけって、
うーん(悶…)とつくづく思うの巻。

【障害者】障害者総合支援法4/7。
問題58でまず1点死守確保しとく。
問題59事例もなんとか行けるか。
問題62も得点源にギリギリ入る。

【低所得】生活保護法一辺倒。
こまごまちくちくやっておけば、
得点できないことはないと思う。

問題65選択肢3選択肢5は、
生活保護+介護保険の複合パターン。
合わせ技は今後ますます増加傾向?
どういう対策すりゃいいんだろ、
ちょっとこれまた考えちゃうな。

傾向の検証として【保健医療】。

問題70事例_認知症+後期高齢者
問題74_障害者総合支援法+医療

問題76の選択肢にいたっては、
がん告知+雇用保険+介護保険と、
生活保護申請まで複合してきた。

丁寧に各制度を見ておけばとか、
のちのち講評されるだろうけど、
土台を整理するだけで過酷なのに、
あらゆる想定をしていけってか?

ますます社会福祉士国家試験って、
ベンキョができる人だけ合格する、
福祉職が敬遠する資格になりそう。

ここで地味に獲れるとしたら、
(自分が得点できたってだけだが)
問題72がガチだったってくらい。

問題75_MSW業務指針には異議あり。
ここを問うべきじゃないと思う。

新たに入れたとか最初からあるとか、
それがMSWの"最重要なポイント"か?
もっと他に聞いた方がいい知識や、
知ってた方がいい内容はないのか。

こういうことすっから(以下自粛

【権利擁護】も良心化策の対象。
以前、科目の代わりハナ1問めには、
びっくりするような選択肢が出ます、
そう言ってた手前相当バツが悪い。

問題77_参政権のうちの選挙権。
2014(平成25)年6月30日施行、
公職選挙法等の一部改正する法律。

選挙権の管轄は総務省なんで、
科目もまたぐが省庁もまたぐ。
当時かなり報道もされたので、
時事問題って言っていいと思う。

試験範囲がヘンではないものの、
さっきの複合も含めて広がり方は、
今後は際限がないってことかと。

けど、諾成契約だ悪徳商法だ、
そいつらすっかり影をひそめて、
かわりにこれでもかってくらい、
成年後見制度とその関連事項。

それと行政不服申し立てが1題。
教科書通りなのでここでも1点。

以上を総合すると"易化"ではなく、
真面目な努力が報われる試験。
真面目っつうか"すごい学習量"。

イチャモンのつけようはないが、
こんだけの学習を積む時間と、
期間、労力、その他勘案すると、

社会人にとっていよいよ狭き門、
早く始めるに越したことはない。
片手間にちょちょいで獲れるとは、
思いにくいし実際に無理だと思う。

以上、【共通科目】でした。

なんかこう第24回第25回ときて、
起震車みたいな横揺れを感じる。

過去問として参考になるのは、
改正直後の第22回第23回だろう。
第25回は黒歴史なんじゃないか。

そう考えると昨年びっくりさせて、
今回戻しましたよろしゅうにテヘッ、
これもどうかと思ったりもする。

ちょっとインターバルおいて、
【専門科目】書きまするけど、
【相談援助_基盤】事例で割れた。

社会福祉士は要日本語の能力、
または中国語が話せるべきか?

試験特需でアクセスが高騰して、
なんか怖くなっちゃってます。
早く落ち着いてまたほそぼそと、
小っちゃく地道に書きたいです。…

今回、初めましての方々も、
いつも来てくださる方々も、
明日もいい日になりますよう。



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