春雷
●夜中から雷と瓦をたたくすごい雨音に目覚める。
予報でも大雨になるとあり心配で潮見表を調べていた。
午前2時43分の干潮で樋門が開いて雨は海へ出る。
とりあえず洪水の心配はなく眠りにつく。
●夜が明けて雨戸をあけてると雨は小降り、排水路は満水で樋門、排水機場へ流れています。排水機場建屋についている赤色灯は点滅でしっかりポンプ動きを知らせています。樋門隣の家、ユウジ君に電話でポンプ、樋門チェックをお願いします。
この時期の大雨は滅多にありませんが、近くにある野菜のハウスは浸水が及びます。排水機場、海へ流す樋門は300世帯90ヘクタールの農地と住宅の浸水を防ぎます。
夜明けまで降った雨は80ミリと、干潮に救われます。
排水機場、樋門管理は最後の私の仕事です。
立松和平
「遠雷」「春雷」「性的黙示録」の三部作を、春雷で思い出します。1980年代、舞台は栃木県の都市近郊のトマト農家の満男です。都市労働者の団地として農地が供給され、ちょうど今のTSMC工場進出の阿蘇山ろくの町と同じです。町田の農業普及員だった薄井清の「都が土地を狂わせる」です。立松和平も市役所勤務をしながら作品を紡ぎました。
永島敏行、石田えりのギラギラした若さに、トマト農家の私たち夫婦を重ねて、うなずきながら見ました。
トマトソース・卒業
●大雨でハウス内は湿気が多くなり、収穫中のミニトマトが裂皮です。商品にならず、裂皮ミニトマトを頂きます。
セイコさんも来てしばし女子会のひとときです。
●折から孫娘の大学卒業式の写真が届きます。
セイコさんは昨年生まれ、男の子の孫の写真を出します。
カズミさんも小学校の孫息子の写真を出します。
彼女も孫娘の届いた卒業写真を出します。
孫自慢の3人の楽しいひと時の女子会でした。
●夕刻の一時間ばかりの停電です。
デスクトップのパソコンの電源が切れます。
書きかけのブログは消えてしまいます。
一時間の停電でトマトソースも先ほど終了です。
カズミさんに感謝デス。
明日も春雨は続きそうです。
トマトソースの出来上がりです。
「催花雨の降りそそぐ日の終活」
拙文お読みいただき感謝します
誤字脱字にはご容赦ください