キューガーデン
英国王室が愛した花々
シャーロット王妃とボタニカルアート展
こちらの洋館は1933年に建てられた
アール・デコ様式の建築。
旧朝香宮邸として造られた邸宅をいかした
素敵な美術館です。
エントランスホールには必見!
ルネ・ラリックの
型押ガラス製法のガラスレリーフ扉が…
気分が高まります。
ボタニカルアートとは?
ボタニー(植物学)とアート(芸術)を組合わせた言葉。
もともとは
写真が無い時代に植物図鑑の挿絵として描かれてきた植物画が
アートとして発展したのが Botanical art です。
日本でも人気ですよね
この時代はボタニカルアートを学ぶことも
女性の教養のひとつとされていて
熱心に学ばれていたそうです。
今回の展示品は
ユネスコ世界遺産にも登録されている
英国王立植物園 「キューガーデン」 所蔵
18-19世紀に制作された貴重なコレクション約100点。
ボタニカルアートは
ロンドン郊外のキューガーデンで何度か見ていますので
今回愉しみにしていたのが
ウエッジウッドのクイーンズウエアやジャスパーの食器。
ハノーヴァー朝の王 ジョージ3世の妻である
シャーロット王妃が愛し王室御用達となった
ポートランドの壺をはじめとする
18世紀のアンティークWEDGWOODの展示です。
邸宅美術館ならでは
実際に暮らしていた空間ということもあり
このようなアートが違和感なく溶け込みます。
生活芸術を堪能するには
ぴったりの空間
大好きな美術館のひとつです。
写真撮影可能なエリアは限られているのですが
展示のラストがこちら
ジョージアン様式のドローイングルーム…?
う~~~~ん
こちらも本館をしつらえたほうが
しっくりきたのでは…と思いながらもパチリ。
写真右側にあるのが1800年頃のダムウェイター
DumbWaiter=アフタヌーンティーに使用する
3段スタンドのもとになった家具です。
中央 1800年頃のリーディングスタンド
左 1790年頃のダイニングテーブル
この時代はまだアフタヌーンティー発祥のまえ。
ボタニカルアート製作の場にもなっていたそうです。
最後は素晴らしい庭園へ。
茶室の特別公開は今週11月23日(祝)からスタート。
都心とは思えないような美しい紅葉に囲まれた庭園。
ライトアップもされているので
夕刻にのんびり散策がロマンチックでおすすめです。
秋の一日
絶景の紅葉とアートに触れてみてはいかがでしょうか?
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アフタヌーンティー研究家 藤枝理子 著書抜粋